メタモルフォーゼの縁側4巻のネタバレと感想を書いてみました!

メタモルフォーゼの縁側4巻あらすじ(ネタバレ注意)

うららは5月に開催される同人誌即売会に売る側での参加を申し込んだのでした。

それに一緒に出ないかと市野井さんを誘い、彼女はそれに頷きました。

うららの本作りが始まります。

オンデマンドやデジタルの作業に頭がキャパオーバーしそうになり、ノートに書いていたマンガを清書したコピー本にすることにしました。

メルカリでマンガを描くためのペンやトーンなどのセットを購入。

まっすぐな線を引く練習から始めました。

本格的に「はじめた」ことに心が躍ります。

市野井さんも久方ぶりに友人たちとの集まりに出席。

彼女らのすすめでガラケーからスマホに機種変更しました。

池袋の即売会で見た売り場を思い出し、テーブルに敷く布やPOPを掲示する台座など、うららの為に自分も容易に参加しようとします。

そのくらい、うららがマンガを描き始めたことが自分のことのように誇らしく思っています。

うららはすこしずつ周りの女の子たちと自分を比べるようになりました。

学校指定の靴下を履く自分と当たり前のようにそうではないその子たち。

同じ塾に通う、紡の彼女と自分の身なりの違い。

市野井さんの紹介で本は印刷所で印刷できることになり、マンガも無事校了。

いよいよ、即売会当日を迎えます。

はたして、うららの初作品は売れるのでしょうか。

メタモルフォーゼの縁側4巻を読んだ感想

うららの本作りが始まって、オンデマンド印刷とか制作に関わるアレコレに愕然とするシーンが微笑ましくて笑ってしまいました。

そのわからない事も越えたりしながら新しいことをはじめるうららの姿は、なんだか逞しいというか頼もしくて1巻の大人しそうな印象とは少し違って見えます。

こういうのを成長と言うんだなぁと親戚の子を見ているような気になりました。

バトルマンガやスポーツマンガだと技やプレーで成長を描いたりするので、成長はわかりやすいと思います。

しかしこの作品はそうではないですよね。

小さな成長かもしれませんが、何かを作り出すという創作は0から1を作ることです。

それをやろうという姿は成長以外の何物でもないと感じました。

それに協力しようとする市野井さんも、微笑ましい。布を選んだり、街なかで使えそうなPOP用の什器に目がいってしまったり。

終いには知人の印刷所まで紹介してしまって。

本当に応援しているというか、自分のことのように喜んでいるのがよくわかりました。

遠足の前日のように軽食を用意するところなんて、楽しみにしているのが溢れてしまっていて、ふたりの友情に年齢は関係ないのだなと改めて感じました。

この巻の終盤にかけてマンガが校了、即売会当日になっていきます。
うららの処女作が売れますように!

 

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