メタモルフォーゼの縁側3巻のネタバレと感想を書いてみました!
メタモルフォーゼの縁側3巻あらすじ(ネタバレ注意)
ふたりが暮らす街にも冬の足音が聞こえるようになりました。
市野井さんは小豆を炊く用意をしながら、この日発売の月刊誌を買いに行けるかひとり算段をしています。
わざわざ遠くの書店に足をのばすほど、彼女はフットワークが軽くなっていました。
うららはそろそろ進路を考えなければならない時期です。
しかし市野井さんを誘った冬コミも行きたい……
迷った挙句ひとりで冬コミのシミュレーションをしにビックサイトへ。
思いのほか遠いことに気付き、受験勉強を理由に行くことをやめてしまいます。
年末年始はお互い別々で過ごしましたが、年が明けるとふたりの会合は再開されます。
うららはノートにマンガを書き始めていて、少しずつ形になっています。
進路をどうしようかと考えていると、紡に会い彼の手に巻かれた包帯が目に入りました。
紡の彼女が留学すると言い始めて、気を紛らわせようとやったスケボーで怪我をしたとのこと。
会合のために市野井さんの家に向かい、言われたとおりに先に家に入ると積み上げられた段ボールと永代供養のパンフレットを見つけぎょっとしました。
しかしそれは単なる断捨離でした。
ほっとしたものの、断捨離で出た不要な器をもらってしまったことに心がもやっとしました。
しかしそれも紡のおかげもあり吹っ切れます。
そして、あることを伝える為にうららは市野井さんの家を訪ねます。
うららがいいたかったこととは―――
メタモルフォーゼの縁側3巻を読んだ感想
また少しずつふたりの周囲が移り変わろうとしてきました。
市野井さん、本当にどんどんアクティブになっていっていて読んでいるこっちまで楽しくなりますね!
うららはちょっと絵が上達している?
コマ割りもしはじめていよいよマンガらしくなってきましたね。
ちょっとでもイラストやマンガを描くことを趣味にしたことがある人は、この描き始めたばかりのうららのドキドキ感に共感するんじゃないでしょうか。
新しいことを始めるってドキドキして楽しいですよね。
市野井さんはうららの背中を押していますが、それはきっと自分がBLという自分の中では新しいものに触れて、歳の差が60歳もある友人が出来て、新しいことを始めたドキドキ感を、うららにも感じてほしいと思ったからなんじゃないかと思うんです。
BLという「好きなこと」を共有して楽しかったからこそ、この気持ちも共有したかったのでは、と私は思います。
うららの年頃って変化が多いですよね。
紡の様子の変化も、きっとうららは感じ取っているし、市野井さんの家で見つけた段ボールの山や永代供養のパンフレットなんかも、変化の一つとして敏感に感じていて。変わらないと思ってしまっていたものが急に変わってしまう、この年頃の戸惑いもすごく伝わってきました。
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