メタモルフォーゼの縁側2巻(鶴谷香央理先生)のあらすじと感想を書いてみました!

 

メタモルフォーゼの縁側2巻あらすじ(ネタバレ注意)

同人誌即売会にやってきた市野井さんとうらら。

目当ての新刊の到着が遅れたり、スマホの電池が無くなってしまったりとトラブルに見舞われますが、なんとか憧れのコメダ優先生とも会えて素敵な思い出になりました。

市野井さんは、「君のことだけ見ていたい」の主人公カップルに亡くなった夫とのささやかで幸せな日常を重ねていました。

海外で暮らす娘が一時帰国したり、教え子が受験で辞めてしまったりと時間は確かに過ぎていきます。

うららはというと、主人公カップルたちを見ながら、幼馴染の紡とその彼女を重ねていました。

彼女は紡とうららが仲がいいことに少なからず焦れったさを感じていて、たまたま本屋で出くわした際に突っかかってしまっていたのです。

うららはその時言われた言葉の意味がわからず、市野井さんに相談しようと思いましたがうまく話せず、結局いつものようにマンガの話に終始してしまいました。

その相談しようとした際に、私がうららさんなら、(マンガを)描いてしまっているかもと言われ、うららはペンを執りました。

もし、自分が紡と彼女のように生きてきたら、彼女に言われた言葉の意味もわかったのかと
市野井さんは君のことだけ見ていたいの為に月刊誌も買い始め、ふたりの会合も月一で定期開催することに。

ゆるやかに流れるふたりの周りの変化。

人って、おもってもみないふうになるものだからね

ふたりは環境の移り変わりで、どうなっていくのでしょうか。

メタモルフォーゼの縁側2巻を読んだ感想

出会いの1巻から、ほんの少し物語が流れ始めたのを感じることが出来る2巻でした。

即売会に初めて一般参加(買い物だけの参加の事)したうららと市野井さんの様子を、ちょっと心配しながら読んでしまいました。

トラブルに見舞われた時は「無事に(お目当ての新刊を)買えてくれ~!」と自分の事のように感じてしまいます。

憧れの先生にも会えて喜ぶふたりは微笑ましいです。

かわって、ふたりがマンガと実生活を重ねて思いを馳せるシーンでは胸がきゅっと苦しくなります。

特に、市野井さんが思い出す旦那さんが凄く優しそうで。

旦那さんが生きていたころの夫婦の様子も微笑ましく、失った悲しさはあると思うのですが悲壮感ではなく今の市野井さんに寄り添う優しい思い出なのが心温まりました。

うららは紡を何とも思っていないのがよくわかるので、彼女が余計にやきもきしてしまうのもわかる。うららも彼女も悪くないから紡が頑張って立ち回ってくれ……!

作品読みたさにアクティブになっていくところも、ほっこりしました。

 

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