さんかく窓の外側は夜を1巻から最新話まで読んだ感想を書いてみました!

まずは、あらすじからどうぞ。

さんかく窓の外側は夜あらすじ

ただのごく平凡な人生を歩む「ほり書店」の書店員である三角康介には、人には言えない、また自分自身でもとても受け入れる事の出来ない、異様で異常な特異体質がありました。

普通の青年である筈の自分が、どこにでもいるごく平凡な一般人の自分が、何故か霊が見えてしまうと、普通ならばあり得ないだろう、その体質に日々悩まされていました。

眼鏡を掛けている遠視にも拘らず、眼鏡を外しても霊だけがはっきりと見えてしまうと、もし誰かにそれを知られてしまえば、とてもまともな人間として扱われないだろうと、ひた隠しにしていた体質。

そんな一生解決の出来ない体質を抱えて生きていた康介は、ある日、除霊師を生業にしていると、自信ありげに自称する、胡散臭い霊媒師・冷川理人と出逢ってしまいます……

亡霊が見えると、その特異体質を理人に見出されてしまい、霊媒師の助手として半ば無理矢理に勧誘されてしまった康介。

理人の除霊事務所の助手となってしまい、様々な除霊業務を手伝わされてしまう事となってしまいます。

自分の肉体を通して、核心を掴み、霊を除霊する理人の能力に振り回され、とあるマンションの部屋に住み着いた悪霊を祓い、女性の部屋に出没する悪霊を祓い、警察関係者からも除霊を頼まれてしまう理人に、無理矢理と付き合わされてしまう康介。

はたして彼は平凡な人生に戻る事が出来るのでしょうか?

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さんかく窓の外側は夜見どころ

「さんかく窓の外側は夜」は、何故か霊が見えてしまう書店員・三角康介と、胡散臭そうであるも本物の除霊師・冷川理人とのでこぼこな心霊探偵コンビが活躍するミステリー・ホラー漫画作品です。

漫画家・ヤマシタトモコ先生の連載作品としては初の実写映画化と、俳優・岡田将生氏と志尊淳氏が共演する作品としても注目な今作の見どころについてまとめていきたいと思います。

まず物語の根幹となる主人公の一人である書店員・三角康介の見どころについてまとめていけば、彼は非常に怖がりであり、また困った人を見捨てる事が出来ない、また薄情な事が出来ないと、生真面目な現実主義者であるも、人情味のある人物として物語で活躍していきます。

康介は幼少時から何故かに地縛霊が見えてしまう特異体質の持ち主であり、それが原因で不幸な人生を送ってきたと、非常に怖がりな人物でもあります。

眼鏡を掛けているので視力が弱く、それにも関わらず眼鏡を外しても霊だけがはっきりと見えてしまうと、霊視能力の高い人物なのですが、霊を対処する事が出来ず、いつも見えないふりをして誤魔化していると、霊に関わらない生き方をしています。

霊が見えてしまうが故に人生を狂わされてしまった過去などがあり、母親を困らせまいとしながらに、謙虚に生きていた彼が、自称除霊師と名乗る理人と出逢う事で人生が変わってしまうと、押しの強い相手に逆らう事の出来ない、その場の空気に流されてしまう人物でもあります。

そんな彼の魅力となる見どころは、本編内で霊を恐れてはいるも、困った人を見捨てる事が出来ずに、恐れながらにも懸命に立ち向かおうとする彼の姿勢が見どころともなります。

今まで霊に関わらないで生きていこうとした彼が、理人と出逢い、様々な事件に巻き込まれながらにも、霊によって苦しめられている人を見捨てる事が出来ずに、立ち向かう姿と、その場での機転を働かせて、理人を助けるなど、戦闘力は無くとも、土壇場で知恵で乗り越えていく、そんな活躍に見どころがあります。

また理人は超現実主義な霊能力者と自称し、康介とは対照的に、非常にマイペースな除霊師であり、また無敵な敵なしの能力の持ち主なのですが、やる事は無茶苦茶と、康介を困らせながらに事件や依頼を熟していく、我が道を行くその姿が見どころなキャラでもあります。

性格が正反対な二人。

でもコンビとしては最強な二人と、相反する様な立場にいながらも、強い信頼に結ばれている二人の活躍に、最大の見どころがあるのかもしれません。

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さんかく窓の外側は夜感想

ホラーアクション漫画作品としては異色系の作品であり、また少しBL系な雰囲気を漂わせていると、実に読み応えのある漫画となっている「さんかく窓の外側は夜」は、新感覚のホラーアクション漫画作品とも言えます。

ただの書店員だった康介は、産まれながらに悪霊を見る事の出来る霊視能力を持ち、そのせいで苦労していたと、不遇な人物でもあるのですが、理人と出逢い、大きな転換を迎えてしまい、書店員をしながらに拝み屋こと除霊師の助手をする事になってしまうと、実に不幸が似合うキャラクターをしています。

そんな相棒の理人は、自称霊能力者と、明らかに胡散臭い雰囲気の人物なのですが、その能力は本物であり、詐欺師ではなく、除霊の実力を持つ人物であるのですが、性格は非常にマイペースであり、周囲の事などお構いなしに我が道を行く、我の強い性格をしています。

康介の霊視能力と、そんな彼を利用しながらも、依頼を的確にこなしていく理人と、性格は違うも、コンビとしての相性は問題無しな二人と、良好な相棒関係を見せてくれます。

そして様々な形で霊の世界へと関わる事になってしまった康介。

彼はこの物語の中で主人公として非常に人間味のあるキャラクターとして活躍する事になり、理人の様に上手く立ち回る事が出来なく、いつも貧乏くじみたくに散々な目に合うも、事件に関わった人を見捨てずに助けてしまう、損な役回りを与えられてしまいます。

怖がりでありながらも自分に嘘が付けず、常に自分の気持ちを真正面において生きていくと、自分を裏切らない、その姿勢が非常に好感の持てるキャラクターでもあります。

そして理人は常にシビアであるも、仕事や依頼に関しては、どんな事があろうとも、確実に仕事を熟す人物であり、例え騙されていた依頼であれど、投げ出さずに解決へと導く、除霊師として、探偵としての矜持を強く持つプロフェッショナルな側面があります。

ホームズとワトソンの関係みたくはありませんが、互いの事を信頼し、どんな相手が前に立ち塞がろうとも、信頼を損なう事のない奇妙な友情を抱えた二人。

しかしこの性格の違い過ぎる二人が、何故にここまでにコンビネーション良くに活躍できるのかと考えてしまいますが、相反するからこそに成立するコンビではないのかと思えてきます。

互いの足りない部分を補い、困難や霊に立ち向かい、事件の真相を探っていく、そんな作品の独特な面白さに注目したい内容な漫画となっています。

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