僕たちの生きた理由のネタバレと感想を書いていきます!

僕たちの生きた理由ネタバレ

物語は、主人公であるアキラが小学校を卒業する日から始まります。

そこでずっと好きだったクラスメイトの姫野(ヒメノ)に告白することを決めます。

告白するためにヒメノがいる教室に向かうアキラが扉を開けた瞬間驚くべき光景が目の前に広がっていた。

ヒメノが体中糸に巻かれて吊るされていたのである。

気が動転してしまうアキラだが吊るされているのが確実にヒメノで死んでいることは理解していた。

そんなヒメノの携帯から急に音楽が流れ、それを聞いたアキラは気絶してしまう。

しばらくして目を覚ましたアキラはさっきと同じ教室に他のクラスメイト11人といた。

誰もこの現状を説明できる人はいなかった。

ここにいる人は皆卒業式の後に気絶し、教室に集められたらしいのである。

外部に助けを求めようと携帯電話を探すがとられてしまっていた。

ふと我に返り、ヒメノについて皆に尋ねるが誰も知らなかった。

しかし、レオというクラスメイトがある一点を指さした。

そこにはヒメノに似た人形が置いてあったのである。

レオはこれを呪いと呼び、異常なほど怯えていました。

このヒメノの形をした人形は何か、アキラたち11人はこれからどうなっていくのか、命がけの謎解き脱出ゲームが始まる。

僕たちの生きた理由感想

この作品は、小学校の中で訳も分からず急展開で始まる生き残りゲームを描いています。

初めはあまりとっつきにくい作品かもしれませんが、少しホラーっぽい要素も入っており、ドキドキしながら話にのめりこんでいきます。

絵自体は正直決してうまくないのですが、逆に不思議な空気感を作り出し、作品に良い味を出している気がします。

普段の学校が舞台となっているのに、あらゆる場所から人形が襲い掛かり安全な場所がない絶望的な状況のなかで主人公のアキラたちは知恵と根性で乗り越えていきます。

作画に対してストーリーがかなり面白いので違和感なく読めました。

ストーリー展開も早く、退屈せずに読み進めていくことが出来ます。

この作品の面白い点は、読んでいくうちに謎が明かされていく点です。

ずっと謎であった人形のボスの正体もだんだんと明かされてきます。

このことには主人公たちが忘れかけていた昔のクラスメイトが大きく関係してきて、さらにアキラたち本人の過去も関わってきます。

その過去はとても悲しいもので私も同情して暗い気持ちになっていきました。

ホラー要素があるだけでなく、ストーリーの構成や謎への伏線がしっかりつくりこまれているのでとてもおすすめの作品です。

 

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