今回は、処女仲介人~奪ってほしい女達を読んだ感想とネタバレあらすじをご紹介したいと思います!

漫画「処女仲介人~奪ってほしい女達 」 あらすじ

若くしてエリート銀行員に昇り勤めえた壱村大和は32歳の若さで、弱小企業の融資を決定し、生かすも殺すも出来る立場にいた社会の采配者。

ヤクザの様な大男の露骨なあからさまな見せ金と見抜き、一歩も引かずに、丁寧な応対で相手を一掃し、重要な顧客には丁寧な応対を見せると、その社会的な立場は不動のものだった。

しかし彼は、人に言えない、そして永遠に抑えられないだろう、隠匿すべき性癖を患っていた。

それは……エリートの仮面を取り外し、初心な処女の匂いのする未成熟な身体に触れ、愛撫し痴漢をして、己の内にある性欲を満たす事だった。

もし間違えてしまえば、全てが破滅してしまう事は解かってはいても、止める事の出来ない性衝動を抑えられない彼は、今日もエリート社員の仮面を脱ぎ捨て、一般人に成りすましながら、獲物を物色し、そして最高の得物を見つけてしまう。

男性経験はないだろう、校則を遵守し、短い髪に切りそろえた美少女。

スカートは短く、唯一の洒落っ気の間から覗く、柔肌の白脚に、壱村の性欲は彼女へと向けられ、彼女の愛撫を始めていく。

満員電車の逃れられない密着に触れられる恐怖を緩和させる壱村の愛撫に逆らえず、甘い声を出しながら感じてしまう少女。

乳房に手を入れられ、捩じり揉まれ感じていく中で、感じているのか、お尻を彼の股間へと摺り寄せ、甘い懇願をしてくる。

俺の手にかかれば女は全員こうなると、壱村は満たされる性欲の発散を感じていたが、次の瞬間。

冷酷な目線を向けていた少女は、一枚の紙を彼の目の前に差し出す。

文面にはこの行為を録画していると、そして一緒に降りて欲しいとの内容だった。

嵌められたと知る壱村だが、その誘いに乗る様に少女と共に駅をおり、連れていかれた場所は、ラブホテルだった……

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漫画「処女仲介人~奪ってほしい女達 」ネタバレ

彼女の名前は黒木蛍。

自身をバージンコーディネーターと名乗り、先程の初心な少女の姿を消し、妖艶な笑みを浮かべる淫乱なサキュバスの様な彼女に、壱村は誘われてしまう。

処女を奪う仕事を手伝ってほしい、と。

信じられない世界へと足を踏み込んでしまった壱村。

それが彼女との出逢いであり、処女仲介人としての裏の顔を持つ、処女で悩む女を理想の形で破瓜させる生業に触れていく瞬間だった……

謎の少女・蛍によって教えられた、処女を理想の形で散らしたいと願う女性は、思いのほかに沢山いると言う社会の闇を知る事となる壱村。

しかしこのご時世にそんな女が存在するのかと、壱村は半信半疑に感じていた。

ネットにスマホと、出会いの場など作れば幾らでも作られ、それらにアクセスすれば、どんな女も処女を捨てる事など簡単な筈と、そう感じているだろう壱村の考えなどを見抜いたうえで彼女は、ある事情を語り出した。

世の中には、そんな事すらも出来ない、また社会的な立場や、とある事情から捨てる事が出来ずにいる身分の人間も多く存在している事実。

また望まぬ形で処女を散らすようなことがあれば、今後の人生に大きな悪影響を残しかねないと、メンタルでのケアも考慮しながらの、セックスのコーディネートもしなければいけないと、処女を散らす事をドラマチックに演出し、女性が快感を感じながらに、処女を散らし、セックスの快感を身をもって味わう事が重要なのだと、そんな女性の一世一代の破瓜を、相手が望む形で散らしてあげるのが、セックスコーディネーターだと、雄弁に語る蛍の声は饒舌だった。

しかし壱村はどこか半信半疑まま。

なんで俺がと疑問を持つ彼の心根を見据えたように、壱村を選んだわけを語る蛍。

まず壱村は社会的な信用のあるエリート銀行員。

まさか若くして重要な役職に上り詰めた男が、そんな仕事をしていると周囲にバレるリスクは極端に少なく、また本人もそれを語りそうな軽薄さなどは無く、秘密を守るにはうってつけの人材として重宝し、それに常に仕事を的確に終わらせ、部下からも信頼が厚く、残業で遅れる危険性などない定時上がりの自由人でもある事が条件としては最良の人材となり、また壱村本人は、いざと言う時に警察に捕まらない為の計画や計算を行える明晰な頭脳の持ち主であると言う事。

この現状の中で、取り乱す事無くに冷静に対応し、状況を間違えない己の心に自制をかけられる精神力と、まさに理想的な処女を散らす仲介人になれる素質があると、壱村を欲しがる蛍。

しかし壱村は嬉しくなどは無かった。

頭を抱えながらもこの現状が嘘偽りの世界ではなく、まぎれもない事実の告白なのだと理解できる冷静な判断力が断定し、また蛍が妄想癖に患う人間ではないと見抜くも、その誘いを容易に受け入れる事は出来ずにいた。

そう、これはあまりにもうっさん臭いと、怪しむ理性を手放さず、またこの仕事をもし引き受けてしまう事になれば、どんな女があてがわれるかとのリスクも生じてしまうのは事実。

処女を棄てられなかった女と言えば、その容姿ゆえにと、どうしようもない不遇な目に合い、心を病んでしまった女などもいるだろうと、安全よりも危険な女のあてがわれてしまう可能性だって存在する。

容易に蛍の誘いに乗るのは、人生の破滅を引き入れるのと一緒だと、下手をすれば性的な不能者に陥れられる危険性もあるかもと、壱村の本能は危機だけを訴えていた。

そしてなんでそんな商売が成り立つのだろうと、蛍の存在にも妖しさを感じていた。

今まで相手の人生を采配する立場にいた彼が感じた事のない、采配されてしまう側の恐怖故に、自分よりも若いだろう蛍のペースを乱す事が出来ず、彼女の言われるがままに操られてしまうだろう。

これからの自分の人生の執着なのだろうかと考え、断る事を考えるも、蛍には痴漢の証拠を握られているのも事実。

蛍もそんな彼の心内を見抜いたように、痴漢の証拠を壱村にちらつかせ、優位性は自分のあるのだと、彼が断われる立場ではないと知らしめていく。

せめての抵抗を見せるかのように、契約書を作成し、署名を入れ、蛍の依頼を受け入れる事にした壱村。

そしてあてがわれた女性は、愛らしい顔立ちの小柄な女性で、壱村の姿を見て、頬を高揚させつつ、処女を散らす事に胸を高鳴らせ、バスローブを脱ぎ始めていた。

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漫画「処女仲介人~奪ってほしい女達 」感想

処女を散らす仕事を手伝ってほしいと、そんな信じられない仕事が存在したらと、己の保身の為に生き、野心家として若くして社会のエリートになった優秀な銀行員が迷い込む性の物語となる今作は、処女を散らす事にも、それなりのドラマ性が必要なのだと、運命的な破瓜と処女を奪われてしまう女の欲望をテーマに物語は綴られていきます。

とある都合の為に望む形で処女を捨てられない不遇な女達。

そんな彼女達に運命と日常を翻弄されながらも、処女を散らす女達の運命に関わってしまう男の物語を甘い恋愛と苦い失恋が入り混じったドラマとして見せてくれます。

そして、そんな物語の中心人物となる生真面目なエリート社員の壱村は、恵まれた人生にも関わらず、痴漢でストレスを発散する変態性の持ち主と、意外な性癖を抱えたいわゆる変態として劇中に描かれており、何故にあんなリスクのある事を抑えられずにしてしまうのかと、彼自身もまた性の檻に囚われた人間であると自覚し、蛍にさらけ出されていくと、ある種の調教的な雰囲気もこの作品のエロティシズムとして演出されています。

性の快感によるストレスの解放されてしまう壱村の姿も晒されており、彼もまた、その性癖からの解放を求めている一人なのだと知り、そして同じように患う蛍に惹かれてしまうと、今後の二人の関係も気になるところです。

似た者同士の性癖を抱える二人は、この作品で注目して欲しい部分は、やはり性に流されてしまう男女の姿と、処女を捨てられない女達の不遇と、そしてそんな女を苦しめる男の存在と、登場する人物達の逃れられない生活の中にある束縛もテーマになっており、理想の相手に抱かれる事で己の不安を取り除き、理想の処女の喪失を望む女達の破瓜を行っても、彼女達は壱村との一夜を忘れる事が出来ずにいると、心にしこりを残す運命から逃れられることの出来ない、性に囚われる魅力と魅了もこの作品のテーマであり、いわば呪いとしても扱われていく内容の一つでもあります。

壱村と甘い夜を過ごし、快感を感じたセックスによる破瓜を行っても、最高の快楽を感じた余韻は永遠に消えないものと、蛍もそれも承知の上でセックスコーディネーターとして働いている、彼女の思惑はと、ヒロインであり、ダークな側面を持つ彼女の妖艶な存在感と、それに翻弄されてしまう壱村の人生と、そして二人に関わっていく性に悩む女達の存在と、それを悩ますお琴たちの存在の織りなす物語に行方が実に気になる内容となっています。

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