国富の名前を呼びながらも、加賀谷に抱かれる岡田。
そんな3人の関係は…
運がいいとか悪いとかあらすじ（ネタバレ注意）
岡田は会社で先輩の国富（くにとみ）に片想いしていて。
仕事では彼のフォローや、おつかいなどをしていることから女房役なんて呼ばれている岡田。
しかし、実際に想いを伝えて、恋人になれる見込みはなく、何度も妄想で国富を裸にしては、彼への必死に想いを隠す事しかできなかった。
そんなある日のこと。
新人歓迎会で、女房役として色々働く岡田だったが、国富は新人の女性と良い雰囲気で。
そんな様子に割り込めず、少し離れたところで2人の見ていた岡田。
そこへ国富の大学の後輩で同じ会社の加賀谷（かがや）が、「俺と試そうよ」なんて声をかけてくる。
自分はバイだと告げる彼は、後腐れもないし、ギクシャクもしないなんて伝えてきて。
そうして、岡田のことは好みだと告げる加賀谷。
どこか見抜いたような目線で、岡田のことを見つめてきた彼は、突然物陰に岡田を引き込んでキスをする。
俺のことは国富さんだと思って良いなんて、国富への想いが加賀谷にはバレてしまっているようで…？
運がいいとか悪いとかを読んだ感想
何も知らずにのんびりとお話を読んでいて。
きっと国富を忘れられずに、結果的に加賀谷と岡田がくっつくんだろうなぁと読んでいたのですが、まさかの国富も岡田への執着があって！
三角関係が結構ドロドロになって、だけど最後は綺麗にまとまった形だなぁと思います。
全て語ってしまうと面白く無くなってしまうので、是非、どんな結果なのかは読んで楽しんでもらえればと思いますが。
作中でも岡田が言っていたように、一歩違えば結果も全然違うものになっていそうで、本当に誰が傷つく結果になるのかハラハラして読んでいました！
特に社内で岡田が加賀谷に半ば無理矢理服を脱がされて…って場面で、国富が何も知らずにやってくる場面はもうドキドキでした！
バレた…って焦る展開からまさかの、国富の俺と寝てみるか？なんて台詞ですよ！？
そうして、もちろん誘われちゃう岡田。国富に抱かれているところに、今度は加賀谷が邪魔しにやってきて…と、これがノーマルな恋愛なら、発狂されて死人が出そうな昼ドラ感です。
本編後の小話は、岡田と…うまく行った方のお話です。それが国富なのか、加賀谷なのかは是非是非読んで楽しんでください！
最後まで読んで、またもう一度落ち着いて読み返したくなる、大人の雰囲気のある作品でした。
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