「私の町の千葉くんは。」の最新話まで読んでみた感想とネタバレを書いてみました。

私の町の千葉くんは。ネタバレ

小野寺マチは、かつて通っていた母校で体育教師をしている、27歳。

打算的な合コンを繰り返す日々。

そんなある日、自分が担任をしているクラスに千葉悠人という転校生がやって来ます。

彼を一目見た瞬間、マチはセーラー服を着ていた女子高生だったあの頃に戻った錯覚を起こします。

悠人はマチの初恋の相手、千葉悠一の弟だったのです。

悠一に瓜二つの悠人にかつての思い出の「千葉くん」と当時の彼への恋心を重ねるマチ。

悠人と偶然一緒に帰った雨の日の帰り道、車の水しぶきからマチを守りずぶ濡れになった悠人の姿にマチの心は奪われます。

悠人にときめきを覚えながらも、合コンで知り合った長谷川さんと勢いのまま「千葉くん」を想いながら一夜を共にしてしまいます。

悠人と学校生活を送る中で、すでにクラスで人気者になっていた悠人が、クラスの女子に囲まれている姿を見て高校時代冴えない女の子だった自分が、クラスの女子の憧れの千葉くんに密かに想いを寄せていた光景を思い出します。

当時は、ただ遠目に見ているだけだった自分が、今は、先生という立場で彼と話すことが出来ている状況に嬉しさと虚しさが交差します。

そんな中、長谷川さんから合コンのお誘いが来ます。

半ばやけになりながら、合コンに参加したマチは、カラオケルームで酷く酔っ払いトイレに行こうと外へ出ます。

すると、合コンに遅れてきた最後のメンバーとぶつかり、顔を上げるとそこには「千葉くん」が!

生徒の千葉悠人ではなく、大人になった千葉悠一が目の前に現れパニックになるマチは、その場でおもわずリバース。

初恋の千葉くんと最悪の再会を果たします。

翌日、昨日の失態を反芻するマチは、悠一が既婚者だったことを思い出します。

既婚者の悠一が何故合コンに来ていたのかもやもやしていると、悠一から二人で会いたいとラインが来ます。

高級ホテルの鉄板焼きのお店にエスコートされたマチは、増々悠一の行動に疑念を抱き、遂にFBの披露宴の写真を突きつけると、離婚したと告白されます。

焦るマチに悠一は笑い二人は打ち解けます。

高校の頃に同じクラスだったことを覚えていると言われ、マチの初恋は完全に再燃します。

再び、悠一に食事に誘われ舞い上がるマチは、自分のクラスの女子が悠人に「好きな子がいるから」と振られた話を耳にし、自分の事かもしれないと悠人を意識してしまいます。

学校では悠人を意識しながらも、悠一との関係は順調に進み、マチの学校は体育祭を迎えます。

体育祭前夜、二人で買い出しに行くことになったマチと悠人。

自転車の荷台に乗るように悠人に促されたマチは、恐る恐る乗るも自転車は横転。

悠人の顔に傷が付いてしまいます。

傷が付いたのが先生だったら責任をとってずっと一緒にいるという悠人の告白ともとれる言葉と真っ直ぐに見つめてくる瞳に困惑するマチは冗談で受け流そうとしますが、動揺を隠せません。

マチの腕を掴んだ悠人はそのままマチを引き寄せキスをしようとしますが寸前で、我に返ったマチは悠人を付き飛ばしそのまま帰ってしまいます。

体育祭当日、平常心を保とうとするマチは、同時に悠一との体育祭の思い出に懐かしさを蘇らせます。

そんなマチに悠人は、鉢巻きでマチの右手と教室の窓際の安全バーを縛って、悪戯な瞳でマチを見つめたまま動きません。

カーテンの中マチは悠人にほどくように訴えますが、それはまるでキスをせがんでいるかのような感覚で、二人をまとう空気が色づき始めた時、そこに突然体育祭を見に来る約束をしていた悠一が現れました。

悠一は、悠人を殴りマチの右手の鉢巻きをほどきます。

悠一と一緒にいるマチを煽る悠人に慌てふためくマチ。

悠人は無邪気に微笑みクラスの女子に連れられ、競技に戻ります。

その夜、悠一とマチは食事に出かけます。

帰りの駅のホームで、悠一がどんなキスをするのか考えにふけるマチに悠一が突然キス。

そのまま、二人は、一夜を共にすることに。

それは、甘くて程よく刺激的な完璧な夜でした。

翌朝、悠一から改めて告白され、二人は付き合うことになります。

イケメンでエリートで初恋相手の悠一。

理想で完璧な彼氏が出来たことに浮かれるマチは、悠一から会社の先輩にマチを紹介したいと言われます。

緊張して待ち合わせ場所に行くと、そこに居たのは、過去、ワンナイトな関係をもってしまったあの長谷川さんでした。

焦るマチは、なんとか悠一にその事を知られないように考えますが、帰りのタクシーの中、正直に長谷川さんと寝たことを告白してしまいます。

それから一週間、悠一から連絡がこないことに落ち込むマチをスクールカウンセラーの坂下が飲みに誘います。

その帰り道、フラッと入った牛丼屋さんで偶然悠一に会います。

返信をくれない悠一を問い詰めるマチ。

目線を合わせてくれない悠一に更に突っかかるマチですが、目の前に出された牛丼を食べる悠一の似合わなさに思わず笑いながら、二人で牛丼を食べるのでした。

その夜、マチへの独占欲を見せる悠一にほだされ、二人は愛を深めます。

悠一と順調に愛を育み、充実した日々を過ごすマチ。

夏休み明けの学校で生徒たちに彼氏が出来た事をからかわれます。

相手が悠一だと知った悠人は、それでもマチを諦める気はありません。

そんな時、教育実習生がやってきました。

悠人のマチへの気持ちに気付いた教育実習生の和田は、悠人の気を引こうとあざとい行動を繰り返しますが、悠人に上手くかわされ悔しい思いをします。

そんな二人が、とてもいい雰囲気に見えるマチ。

構う相手が自分じゃないことに嫉妬の感情を覗かせます。

学校からの帰り道、遂に悠人からはっきり好きだと言われたマチは、随分と年上の自分に執着する悠人に理由を聞きます。

昔、兄悠一の高校の文化祭を見に行った悠人は、ニワトリ小屋でニワトリに襲われている所を高校生のマチに助けられ、悠人はマチに恋をしました。

マチは、悠人の初恋の相手だったのです。

マチは、自分が悠人の初恋の相手だと知り、我に返ります。

悠人にとって自分は憧れであり、幼い子供が保育園の先生を好きになるようなそんな感覚だったことに、急に今までの自分の行動が恥ずかしく思えてきました。

坂下と居酒屋で飲んでいると潰れてしまったマチ。

坂下が、悠一に連絡をして来てもらうとトイレにいるはずのマチが、消えていました。

かなり泥酔していたマチは、いつの間にかお店の外に出て公衆トイレにいました。

なかなか吐けずに苦しんでいるとそこに悠人が駆けつけます。

酔っているマチは、悠一だと勘違いしたまま悠人に介抱されます。

翌朝、悠一の部屋で目覚めたマチは、悠人と悠一二人が一緒にいることに焦ります。

昨日の失態を深く謝り、何とか挽回しようと朝ご飯を作りみんなで食べます。

マチの手作りの朝ご飯に喜ぶ悠人。

二人の教師と生徒以上に仲のいい姿を悠一は不思議に思います。

悠人が帰る際、マチは、昨夜迎えに来て介抱してくれたのが、悠一じゃなく悠人だということを知ります。

悠一だと思って甘えていたのが、すべて悠人だった事実に恥ずかしさが一層増すマチ。

学校では、SNS上でマチが悠人をたぶらかしているという内容が流されていました。

誰が書いたのか疑心暗鬼になるマチは、悠一に相談します。

優しくフォローしてくれる悠一をマチは絶対大事にしようと心に誓います。

また、悠一もマチとの結婚を考えはじめます。

文化祭の季節になり、クラスの女子と密着しながら準備をしている悠人を見て、高校時代の悠一と彼女のアユミのことを思い出し、もやもやするマチ。

文化祭当日、高校から悠一と親友のバスケ部の副キャプテンだった田中とその彼女に遭遇します。

テンションの上がるマチに後ろから、突然悠一の元カノ、アユミが声を掛けます。

マチとアユミは、悠人がステージで恒例のファッションショーをする姿を見て、当時を振り返ります。

青春を謳歌していたアユミに比べ自分の思い出の薄さに寂しさを感じたマチは、つい、出来心から衣装用のセーラー服を着てしまいます。

そこに偶然、悠人が居合わせ、いろいろな意味で死んだと思って絶望するマチは、他の生徒にもバレそうになります。

そんなマチにクマの着ぐるみの頭をかぶせた悠人は、周りにマチだとバレないように人気のいない場所へと連れていきます。

クマの頭とセーラー服を来たマチに生徒たちは、誰もマチだとは思いません。

生徒気分で昔出来なかった青春を楽しむマチ。

セーラー服を着たマチをみんなにバレないようにしてくれた悠人にお礼を言います。

しかし、悠人は、セーラー服姿のマチが可愛すぎて誰にも見せたくなかったから、クマの頭をかぶせたと答えます。

その夜、マチは、田中と彼女、アユミ、悠一と5人で飲みに行きます。

そこに教育実習生の和田がやって来て、悠一に元カノアユミ、元嫁がマチとは全く違うタイプなことを突っ込みます。

しかし、悠一はマチへの強い愛を示してくれます。

後日、アユミから悠一は、束縛魔で追いかけたいタイプだったことを知り、自分に対しての悠一とは違うことに安心すると共に、違和感を感じてしまいす。

そんな時、マチのマンションが水漏れでお風呂が使えなくなり、しばらく悠一のマンションで一緒に生活することになります。

なかなか素の自分を出せないマチに本音で話したいという悠一。

激しい情熱はないが、自分を宝物ように触れる悠一との穏やかな生活にマチは、幸せを感じます。

そして、悠人の三者面談が近づくと、三者面談の前に悠一はマチを親に紹介します。

そこに居合わせた悠人は、そんな二人を見ても動じません。

きちんと、話をしようと学校のニワトリ小屋の前で座り込んでいる悠人を見つけます。

ニワトリの餌やりは未だに緊張するのだという悠人は、マチと初めて会った時、震えながらも自分を助けてくれたマチに欲情していたことを告白します。

その告白にただごめんとだけ繰り返すマチ。

マチは、ただの憧れではない、悠人のその想いの深さを知り怖さと拒絶を感じます。

あの日以来、悠人のマチに対しての熱が消えてしまったようで、しばらくして、年が明けると悠人に彼女が出来ました。

彼女は、以前、体育祭の借り物競争で悠人にお姫様だっこされ、SNSで拡散されていた子でした。

彼女は、地味な子でしたが、体育祭の頃よりどんどん可愛くなっていました。

その彼女に呼び出されたマチは、以前、SNSでマチと悠人の噂を流したのは自分だということを告白され、謝られます。

震える彼女に大人な対応をするマチ。

悠人に彼女が出来た事で、現実に戻るマチですが、なかなか、進まない悠一との結婚話に焦ります。

マンションの水漏れは直っていますが、このまま一緒に住むなら結婚の確約が欲しいと本心が言えないマチは、悠一にマンションを解約したと嘘をつきます。

バツイチの悠一は、結婚に慎重になっている様子で、将来についてあまり話そうはとしません。

高校時代みんなから憧れられていた悠一。

今もイケメンで、ハイスペックな悠一に選ばれようと必死になるマチは、現実ではバツイチの悠一は、家族に難色を示され、会社でもそこまでモテていなかったことを知り、自分が選んでもいい立場にいることに気がつきます。

一方、何故悠人が、自分をSNSで攻撃していた子を彼女に選んだのかが気になるマチ。

彼女が自分に似ているのか?弱みでも握られているのでは?あれこれ考えるマチは、未だに悠人にとって自分が特別な存在でありたかったのです。

そんな中、なかなか悠一に本音を出せないマチと本音で向き合いたい悠一は、少しずつ気持ちがズレていき距離を置くことに!。

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私の町の千葉くんは。最新話まで読んだ感想

千葉兄弟の色気が凄いです。

イケメン兄弟二人から好かれ、しかも初恋の相手と再会し初恋が成就するという夢のような設定に、ドキドキが止まりません。

悠人の高校生とは思えない落ち着いた行動に大人女子が振り回されてしまう様子が、とても面白く描かれています。

主人公のマチの次から次へとやらかしてしまう姿が、とにかく笑えます。

27歳の等身大のマチが現実的に描かれていて、高校生の頃の悠一への初恋の思い出や大人になってからの感情や行動が、リアルに描かれているので、感情移入しやすいです。

悠一と付き合いながらも悠人の真っ直ぐな想いに高校生の自分を重ね、拒絶しきれないマチ。

悠一の大人で紳士で優しく、時に有無を言わせない強引なところや悠人の高校生とは思えない色気とあざとさに胸がキュンキュンします。

千葉兄弟、最高すぎます!!

こんなイケメン兄弟に好かれていても、主人公のマチは、好きな人になかなか本音が言えないのに変なことは口走ってしまったり、お酒で何度も失敗してしまったり、恥ずかしいところばかり見られてしまったり、どこか憎めないキャラクターなので、嫌みな感じがしません。

この先の展開がどうなっていくのか気になって一気に読めました。

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