学生パパとおいしい男全巻を読んだ感想とネタバレ、見どころを書いてみました！
学生パパとおいしい男あらすじ
ある日、銭湯で双子の娘たちである檸檬（れもん）と蜜柑（みかん）をお風呂に入れるのに手間取っていた暁之。
というのも、家のお風呂が壊れていたことから、まだ幼い2人を銭湯に連れてきていたのです。
しかし、なかなか大人しくしてくれない檸檬と蜜柑。
そんな時、声をかけてくれたのが大きくでがっしりした体つきの見知らぬ男でした。
彼に面倒を見るのを手伝ってもらいながら風呂を入れ終える暁之。
湯船から上がると、そんな男とお互いのことについて話します。
暁之は24歳のまだ学生ながらも３児のパパで、檸檬と蜜柑の他に、血の繋がっていない連れ子の来夢（らいむ）がいました。
元々は来夢の家庭教師だった暁之が、彼の母親である里絵（りえ）と知り合って始まった関係で。
こうして1人になると、双子の面倒すらうまく見ることができない暁之。
そんな自分を情けなく思っていました。
一方で、声をかけてきた鈴木太郎右衛門（すずきたろうえもん→記事では長いのでタロウ表記にします）は、長く勤めてきた職場で新しいオーナーと合わず、仕事を辞めてきていたところでした。
寮も出てすぐであり、住む場所に悩んでいた彼。
銭湯で暁之に出会ったのもそんなタイミングでした。
その後は彼に家まで送ってもらい別れるものの、後日、ふと街中で暁之と再会して、檸檬や蜜柑とも距離を縮めるタロウ。
今は住む場所がないと言うタロウに、暁之は家に招きます。
そうして、アパートが見つかるまで暁之の家にお世話になる代わりに、食事の支度や双子たちの面倒を見てくれることとなったタロウ。
ちょうど里絵が出張中であり、いつも面倒を見てくれる来夢が合宿でいない今、暁之にとってもそんな提案はありがたいものでした。
そんなことから、タロウとの暮らしが始まって、中々上手く関係が築けていた4人。
そうして、そんなタイミングで合宿へ行っていた来夢が帰宅して…。
学生パパとおいしい男ネタバレ
来夢とも打ち解け、海外に買い付けに行った里絵が帰宅するまで、暁之の元でお手伝いをしてくれるタロウ。
つい、そろそろ部屋を探さないとと声をかけるとタロウに、暁之や来夢はまだゆっくりで良いと声をかけるほどでした。
しかし、ある日のことです。
仕事から帰宅した里絵が悲鳴を上げて、檸檬と蜜柑のことを抱きしめます。
「こんな凶悪な顔をした男のどこが怪しく無いのよ！」
タロウの顔がいかつかったこともあり、里絵からはそう告げられてしまう暁之。
そうして、暁之が見知らぬ男にまで頼らないと、1人では子育てができないことを知った里絵は、暁之に離婚届けに判子を押すように告げて出て行ってしまうのです。
一方でそんな風に置いて行かれた暁之に、「追いかけてください」と告げ、自分は出て行くことにするタロウ。
しかし、その後、居場所もなく彷徨っていたところに、来夢から着信があり、暁之の元に戻って欲しいなんて告げられました。
来夢にとっては暁之のことが心配だったものの、妹もいる今、母親の元を離れられずにいたからです。
少し考えた後に、自分から離れたものの、やっぱり暁之を1人にはできないと暁之の元へ向かったタロウ。
そこでは、床でぼんやりと寝転がる彼の姿があって…。
学生パパとおいしい男見どころ
双子の可愛い子育ての話題もあって、すごく面白い内容でした！
なにより、小さくて可愛い檸檬と蜜柑に比べていかついタロウ。
普通ならこんないかつい人に子供を任せるなんて考えたらヒヤヒヤするものの、タロウの声かけとか表情が見た目よりもずっと優しくて安心できますよね！
そんなタロウと双子のやりとりは微笑ましく見てられました。
一方でそんな双子には従者のように扱われる暁之。
もう不器用なところにめちゃくちゃ惹かれるキャラです！
なんというかお人好しというか、すごくがむしゃらで無理をするタイプの暁之なので、来夢やタロウがそんな暁之を手助けしてあげる関係もすごく可愛いと思えました！
ですが、里絵が帰宅して、見知らぬタロウを家に招き入れて、双子の面倒を見せていることにキレられてしまう暁之。
若干麻痺していましたが、これが普通の母親の反応ですよね！
ただ、離婚の話題になったあと、檸檬と蜜柑の父親の話題となって「あんたとは限らない」なんて言われてしまうシーンは、つい、えっ！？と声が出てしまいました。
まさかの里絵は、暁之と出会う前から好きだった相手がいて。
相手は既婚者だから諦めて暁之と結婚したものの、その彼が離婚してからは仕事と偽って不倫していて…と、思ったよりもドロドロしている展開でした！
彼らの関係が今後どうなってしまうのか？
ぜひ最後まで読んでみてくださいね！！
学生パパとおいしい男感想
お話を読みながら、全然2人が甘い関係にならないのでもしかしてBL漫画じゃなくて子育て漫画を買ってしまったかもしれないと焦りました。
ただ、少しずつ暁之がタロウに惹かれて行って。
けれど暁之は既婚者なのに…とヒヤヒヤする展開になってからは、もうたっぷり楽しめました！
略奪ものじゃ無いところが、ちょっと読んでいて心が穏やかですね！
略奪ものは嫌いでは無いのですが、別れた方が不幸せになってしまう関係は、やっぱり後味が悪くて。
離婚の話ももともと出ていたようで、結構ドロドロだった里絵と暁之との関係。
結局、里絵が不倫していたと明かされた時は、怖いなぁと思える関係でもありました！
暁之はある意味、タロウに出会って別れる決心ができたから良かったのかな？
ここら辺からやっと、お話がBL路線へと動き始めます！
それから、暁之のことを気にかけてくれる来夢。
タロウと来夢に取り合いされる暁之も見たかった…。
ですが、来夢が暁之を大事にしているんだなぁと思えるやりとりも多くて、そんな関係も良いなと思えました！
ただ、そんな来夢もやっぱり思春期なので、暁之とタロウとのキスシーンを見てお話はこじれてしまいます。
もうそんなシーンは、ハラハラさせられる展開でした！
そうして、暁之とタロウのラストのえっちのシーンはヤバすぎました！
傷ついている暁之と、それを慰めようとするタロウとのやりとりがもう最高すぎます！！
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