水は海に向かって流れる(田島列島先生)のネタバレと感想をまとめてみました!
水は海に向かって流れるネタバレ
高校に入学したと同時に熊沢直達(くまざわ なおたつ)は漫画家である歌川茂道(うたかわ しげみち)の家に引っ越すこととなった。
歌川の家では共同生活をしていて、女装占い師の泉谷(いずみや)、OLの榊千紗(さかき ちさ)、大学教授の成瀬(なるせ)の3人が一緒に暮らしていた。
そして引っ越しの日、直達は成道が迎えにくる代わりにやってきた千紗と一緒に共同生活する家へと向かった。
その後家に到着した二人であったが、ご飯を食べることとなり千紗が手料理を作ってくれる。
千紗がつくった「ポトラッチ丼」が美味しすぎて、直達は千紗に恋をしてしまいそうになる。
そして成道の彼女だと思っていた千紗は実は一緒に共同生活するルームメイトと知って、心の中で喜ぶ直達。
後になって知ったことだが、千紗の手料理は千紗が自費で買った高級な肉を使っていることを知り、さらに喜ぶ直達。
その後直達は海外から返ってきた成瀬に出会う。
成瀬の帰国記念にパーティが開催されたが、主役の成瀬が食べ過ぎで動けなくなってしまう。
そんな成瀬を部屋まで運んであげる千紗。
その時、直達は外で千紗の母親が浮気をして駆け落ちして家を出て行ったことを聞く。
この事実を知って動揺する直達であった。
水は海に向かって流れる感想
この作品「水は海に向かって流れる」は共同生活する3人の恋愛漫画です。
私のこの作品の第一印象は作画についてです。
簡単に描いたような絵ですが、これがこの作品独特の世界観を作り出しています。
漫画全体にやさしい雰囲気が流れており、深刻な状況でもしんどくならずに読むことが出来ます。
他の人に話したくない内容を人に話すときの登場人物の表情だけで読者が感情移入できるほどの切なさを表現しています。
この漫画は漫画好きの中では少し話題になった作品で、宝島社の「このマンガがすごい!」では2020オトコ編第5位にランクインしました。
共同生活をすることによって知るお互いの暗い過去や現在の悩みが3人の関係に大きく影響していきます。
共同生活の中でもストーリーが進むにつれてイベントも発生して、合宿に行ったり、海に行ったりします。
このことによって話の流れに緩急がついて、飽きることなく最後まで読んでいくことが出来ます。
自分の現実の状況ともマッチすることが多々あるので、この作品に同乗する人はかなりたくさんいると思います。
そのリアルさも面白さの一つであると思います。
読んで損はない作品なので、ぜひゆったりした作品が読みたいときは読んでみてください。
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