酒癖が悪い晴。

その日、酔った拍子に連れ帰った彼は、相性が抜群だった。

インモラルの甘噛みあらすじ(ネタバレ注意)

主人公の晴(はる)はその日もベッドに連れ込んでいた。

お酒を飲めば男女構わずえっちしたくなる晴、大学の飲み会で新顔の和斗(かずと)に目をつけた。

そんな彼との体の相性は抜群で、晴はその日から飲みの後は彼の家へ出入りするようになる。

ある日、晴へ和斗は素面の時も合わないかと声をかける。

にっこりと笑った晴。

そういやそっかと、今度デートしようと声をかけた。

週末を迎えて、晴は夜に和斗を誘って飲みに行こうとする。

しかし、目の前で女と腕を組む和斗の姿。

晴が知らないだけで、和斗には彼女がいる様子だった。

それ以降、和斗を避けて過ごしていた晴。

恋人持ちとはやらないのがモットーであり、彼から声をかけられても距離を置く。

1人の部屋、晴は耐えきれずに自分で触り始めた。

気持ち良いはずなのに、思い出すのは和斗のことばかり。

寂しさに涙ぐむ晴の元へ、和斗から着信がある。

無視できずにそれを取った晴。

他の相手がいるのかと怒っているような様子の彼に避けていた理由を告げると、彼からはあれはいとのだからと告げられる。

晴一筋だった和斗。

あの日、声をかけられて嬉しかったと話す彼に、晴もまた堪えきれず彼に好きだと告げる。

そんな晴の部屋へ、和斗がタイミングよく向かっていて…。

インモラルの甘噛みを読んだ感想

表題作が40ページ、他に『ぼくらの異常性愛』か4話分、100ページほどで、表題作の方がページ数が少ない状態です。

ただ、表題作は少ないながらも、綺麗にまとまっているので読みやすいです。

晴と和斗、2人のすれ違いぶりは見ていてドキドキさせられます。

体から始まった関係で、付き合っていると思っている和斗と、体の相性が良いから通っているだけの晴。

最初はこの2人の関係がもどかしいです。

ただ、晴が和斗の彼女に嫉妬しだしてから、お話は大きく動きます。

ここの晴の心情が凄く魅力的なので、是非読んでいただきたいです。

そして和斗なんですが、脱いでみたら体が鍛えられていて、そんなところにも凄くドキドキします。

『ぼくらの異常性愛』に関しては、ハイポクシフィリアと呼ばれる窒息性愛に悩む男子高校生の樹(いつき)のお話です。

特に痛々しい場面があるわけでもないので、それほど構えて読む必要もないです。

ただ、樹が首絞めしないと気持ち良くない原因については、少し暗めの話題かなと思います。

最終的には、隼(しゅん)が全部ひっくるめて、明るい方向に樹を引っ張っていってくれて、読んでいて安心できました。

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