出張ホストである大塚に荒々しく抱かれて、宇野は片想いの相手を忘れようとする。
東京ミドル倶楽部あらすじ(ネタバレ注意)
宇野(うの)はあるとき見つけた『MIDDLE倶楽部』から1人のおじさんを依頼する。
最初は優しく抱いてくれようとした彼。
しかし、宇野はそれでは我慢できずに、もっと乱暴にしてほしいと彼に告げた。
それまで優しそうな表情をしていた彼だが、そう宇野に告げられたことで豹変する。
腕を引かれ、うつ伏せにされる宇野。
尻を突き出した体制にされて、彼に叩かれ、強い口調で罵られる。
突然の豹変ぶりに驚いた宇野だったが、彼の姿を思い人である部長に重ねる。
叶わない恋である上司への想い。
それを忘れたくて、宇野はこうして彼を呼ぶ日が増えていた。
ある日のこと、会社で仕事する宇野は、片思いの課長から最近仕事の調子が良さそうだなと声をかけられる。
ふと、おじさんとの逢瀬が浮かんだ宇野。
彼はえっちだけではなく、恋愛相談もする仲となり、次第に依頼回数も増えていたのだ。
しかし、そんな風に課長に声をかけられ、傷つく宇野は、その場は平気な顔をしてどうにかやり過ごす。
そうしてその晩、忘れたいからと酷く抱いてほしいと、また彼の予約をして…。
東京ミドル倶楽部を読んだ感想
内容はおじさん専門の出張ホストである、MIDDLE倶楽部を舞台にしたお話で、いくつかの商品がオムニバス形式で入っています。
全編おじさんといっても、くたびれたり、小汚いおじさんではなく、ホストの仕事で指名が来るくらいなので、みんなイケメンです
なので、それほど気にせず楽しめるかなぁと思います。
あらすじに書いた、宇野と大塚(おおつか)のお話は、途中から大塚が宇野の片思いしている課長に嫉妬する展開でドキドキです。
駅で偶然3人で会った時も、大塚が宇野を連れ去るシーンがあって是非是非、読んで楽しんでいただきたいと思います。
大塚が豹変するのは、多分にこにこしてるのが外面なんだろうなぁと思います。
後書きにはキャラクター設定の中に、昔はヤンチャしてたなんてことも書いてあるので、続編などあれば、もっと色々と楽しめそうです。
他のお話も、元恋人の息子なんて展開だったり、ホストとして顔を合わせれば会社の同僚だったりと面白い設定ばかりです。
また、ホストのお話だけあって、えっちシーンも多いですし、そんな中で設定が楽しめるのも良いなぁと思えます。
書き下ろしでは、本編の内容を深掘りしたものが多く、大塚の秘密なども明かされますので、こちらも是非!
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