唯緒にいつの間にか本気になった燎夜。

彼からも好きだと言って欲しくて

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アンチプラトニックあらすじ(ネタバレ注意)

燎夜(りょうや)は青木唯緒(あおきいお)の家に転がり込んでいる謂わばヒモ。

それまでもあちこちの女の家を転々として過ごしていた燎夜。そんな彼が唯緒と出会ったのは合コンで。

たまたま運転手として、隅っこに座っていた彼に声をかけたのが原因だった。

香水もタバコも苦手でクサイと顔を顰める唯緒。しかし、急に顔を近づけてくると、燎夜の匂いを嗅いで。

君の匂い、せっかくいい匂いなのに

と口にするのだ。

不思議そうな顔をする燎夜。そんな彼に唯緒は言葉を続ける。

なんかエロい匂い…っていうか

そんな彼が面白いと感じた燎夜は、その日、彼と無理矢理、連絡先を交換し、そのままなし崩し的に彼の家に出入りするようになった。

タバコと香水をやめたら、別に恋人になっても良いと語る彼。

それがなければ唯緒だって抱かれるのを嫌がらなかった。

そんな日々の中、彼に嫉妬して欲しいと、ふらりと他の奴の香水を付けて帰宅する燎夜。

これ見よがしに首筋にキスマークまで付けていた。

しかし彼は気にしてくれず、燎夜は彼に「好き」だと言ってもらいたいと思っていて…。

アンチプラトニックを読んだ感想

あちこちでヒモ生活をしてきた燎夜と、匂いに敏感な唯緒のお話で。

1.2話までは燎夜視点、3話は唯緒視点で進みます。

燎夜は唯緒と体を重ねるうちに惹かれてしまい、嫉妬して欲しいとわざと他でキスマークを付けてきたり。

そんなシーンが可愛いなぁと思います。

それでも唯緒の方が一枚上手なので、そんな燎夜を手玉にとって。

わざと自分が浮気してる風に見せていたり。

そんなやりとりも楽しめました。

唯緒視点では、今まで誰にも本気にならなかった唯緒が、燎夜にだけは惹かれていくと言った内容で、こちらは是非読んで楽しんでもらえればと思います。

そんな2人ですが、書き下ろしではもっと距離を近づけていて、燎夜が

オレはずっとおまえだけのモンだ!

なんて叫ぶんですよね。

お前はオレじゃなくて、オレはお前って言っちゃうところが可愛いですよね。

唯緒もどこか嬉しそうです。

書き下ろしはエッチシーンもボリュームたっぷりで楽しめます!

そんな2人の話の他に、妖怪と人間のお話である『あやかしゆめゆめ恋ざかり』が入っています。

妖怪に恋して〜までの展開は良くあるのですが、いきなり、対魔師が出てきたりと驚く展開です。

そんな彼らがどうなってしまうのか是非読んで楽しんでください!

 

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