くいもの処 明楽 豚トロモヤシチャンプルー品切れの巻のネタバレ感想を書かせていただきました!

くいもの処 明楽 豚トロモヤシチャンプルー品切れの巻あらすじ(ネタバレ注意)

地元の先輩と共に居酒屋を経営し、今まで無類の女好きとして無難に生きていた明楽は、飲みの席でバイトの鳥原に告白されます。

翌日から素知らぬふりで顔を突き合わせますが、明楽は動揺を隠しきれません。

ストレートに告白されたことがキツイ、だがそのせいで鳥原が頭から離れないので関係についてまじめに考えてみると鳥原に伝えます。

ある日目を覚ますと明楽は鳥原の家で寝ていました。

ついに男と関係を持ってしまったかと動揺した明楽は、家を飛び出して風俗に行き自分の性的思考を確認することにします。

しかし、最中に頭の中に鳥原が浮かんでしまい、風俗嬢の前では立ちませんでした。

鳥原に伝えたところ、キスをされますが、そのキスに違和感を覚えないことで明楽はまた動揺します。

あんた俺のことすきなんだよと鳥原に告白され、自分の恋心を自覚することになります。

また、鳥原の家で寝ていたのは泥酔してベッドを占領しただけと分かり、二重の意味で安心して帰路へ着きます。

キスから1か月と少しが経った頃、ついに体の関係を持つことを鳥原に持ち掛けられますが、三十路で後戻りのできないことを自覚している明楽は勇気が出ません。

明楽は鳥原の家へ行き、道を踏み外すことが怖いことを吐露します。

くいもの処 明楽 豚トロモヤシチャンプルー品切れの巻を読んだ感想

居酒屋店長三十路の明楽と二十代クールイケメン鳥原が両想いになるまでの話です。

鳥原が明楽に告白をしたことで関係がギクシャクしながら始まる本作。

明楽が自身はノンケだし、もう三十路で後戻りすることができない。

だから鳥原(男)を好きになりたくないと思う気持ちとその描写はとても共感できました。

ただ、本作を読んでいて、いつ鳥原のことを好きになるような描写があったかな?というのが疑問でした。

BL本によくある、告白をされて好意を抱かれることで相手を好きになるというよくあるパターンかと思えば腑に落ちますが。

明楽自身の性格としては基本ふざけているのですが、行為をすると決めたときには男前になったので、そういう男性受けが好きな方にはいいと思います。

鳥原はクールというか表情が少ない感じなので、何を考えているのかちょっと分かりにくいのと、表情が変わらなさすぎて明楽のことを本当に好きなのか、おちょくっているだけなのかが分からずこいつは本当に明楽が好きなのか?と不安に思いながら読み進めました。(明楽も俺のこと本当に好きなの?と疑問に思っていました。)

明楽が本当にアホすぎて、頭で考える前に喋っちゃうタイプで、鳥原に告白されて動揺して振り回される形になっているのですが、付き合ったあとは逆にその性格から鳥原を振り回しているように見えて、2人の関係性の成長にもほっこりしました。

舞台となっている居酒屋も、動揺して仕事をする明楽を周りが見守っている感がとてもよかったです。

アットホームな職場で、働く脇役の人たちが魅力的すぎて、私もこんなところで働きたい!と不覚にも思いました。

イケメン牧さん(脇役)のもとで働きたいとなる作品です。

 

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