こじらせハツコイ、10年目のたわごと最新刊6巻まで読んだ感想です。

あらすじからどうぞ。

こじらせハツコイ、10年目のたわごとあらすじ

慧(けい)と大賀(たいが)は中学生からの友人であり、今は一緒の店で働いていました。
元々は、オーナーの依田(よりた)が店を開くことにして、その店でバーテンダーとして働いていたのが大賀で。
慧は、料理ができるからと大賀に声をかけられたのです。

そんな慧ですが、ちょうど前の店が火事で潰れて途方に暮れていたころを、たいがにさそわれます。
まるで救いのような大賀の言葉。
ただ、料理以外はまるっきりダメな慧は、毎日食器を割ったりと、店でもトラブルメーカーでした。

そんなある日のこと。
いつものように、夜に大賀の部屋に呼ばれた慧。

実はバーテンダーの大賀は下戸であり、慧はそんな彼が作る酒の試飲をしていたのです。
そもそも下戸な彼がわざわざバーテンダーになったわけは、依田にありました。

大賀にとっては大学の先輩である依田。
そんな彼に誘われて、下戸なのに、バーテンダーにもなって、熱心に仕事をする大賀。

そんな様子を見て、慧は、実は大賀は依田に恋愛感情があるんじゃないかと気づきます。
そうしてその日、「オーナーのこと好きそうだろ?」と直球で大賀に聞いた慧。
戸惑う大賀ですが、慧が「協力するよ!」というと、いきなりキスをしてきました。

『男同士のセックスの練習をさせて欲しい』
そんな風に告げられて、断れなかった慧は、その日、大賀の手でイかされてしまって…。

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こじらせハツコイ、10年目のたわごとネタバレ

それ以来、大賀の恋を応援するため、慧は彼の練習相手になります。

けれど、いつも慧が達したら手を止める大賀。
彼のものも反応しているものの、いつも1人でトイレに向かい治めている様子でした。

そんな辛そうな様子に慧は「俺も触る」と声をかけるものの、大賀は「触ったら、挿れるまで治まらない」なんて告げてくるのです。
友人同士で挿れるのはおかしいだろ、と彼に告げられた慧。
少しだけ、胸にモヤモヤとしたものが溜まります。

次にお話の視点は大賀に移動します。

慧の前では、依田を好きなふりをしていた大賀。
ですが実は、大賀は中学時代から慧のことが好きだったのです。

しかし、鈍すぎる慧とはそんな雰囲気になれずに悩んでいた大賀は、依田が好きだと勘違いしている慧を利用して、わざと彼に触れていました。
元々、慧のことは中学時代に好きになって。
勘違いかもしれないと、数人の女子と付き合ってみた大賀ですが、どの子ともうまくはいきませんでした。

そこで、自分が慧に本気で惚れているんだと気づいた大賀。
しかし、高校卒業後の進路を決める頃に、いきなり自分は馬鹿だからと慧は突然フリーターの道を選ぶと言い出しました。

それも、料理が好きだからと料理人の道を歩み始めた慧。
大賀にとっては初耳で、なにより相談もなく将来のことを彼が勝手に決めたことに傷付きます。

こんなにも側にいて、なのに一言も相談してくれなくて。
その後、大賀は大学に入り、慧とは進路が分かれることになったのです。

依田と出会ったのはちょうどその頃であり、たった一口の酒で酔った大賀が、慧への想いを語り出したことから、「その子を誘って店をやらない?」なんて声をかけられたのが、店を始めるきっかけでした。

そうして、酒が苦手な大賀がバーテンダーを目指したわけも、依田がオーナーの店で、慧を誘って働くための口実で。

そんなことから計画が上手くいって慧とは同じ店で働けるようになった大賀。
それを嬉しいと思うのですが、事態は次第に変な方向へと転がっていました。

慧に依田が勘違いされながらも、けれど、こうして練習だと慧の身体を触っていれば勘違いをしてくれるかもしれないなんて考える大賀は、自分が最低なことをしている自覚はあって。

それでも、彼が可愛くてやめられない大賀。

しかし、ある日のことです。
いつものように、大賀に触られていた慧。

ですが不意に、深刻な顔へと変わって、「俺もしかして淫乱なのかもしれない」なんて告げてきて…。

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こじらせハツコイ、10年目のたわごと見どころ

お話は、鈍すぎる慧にハラハラしながら進む展開で、最終話で甘々な展開かなと思いきや、まだすれ違っている様子には驚きました。

慧が鈍すぎるのか、大賀の言葉が足りなさすぎるのか、とにかくうまくいかない様子が可愛いなぁと思える展開です!

慧のことを中学時代から好きな大賀。
一番のきっかけがアイスってところが、なんかすごい中学生の恋愛って感じで良いなぁと思えました。

暑い夏に、棒付きアイスを差し出されて、嬉しそうに笑う、慧のちょっとエロい姿は見どころです!!

そうして、その後再会した2人ですか、何故か慧は、大賀が依田を好きだと勘違いして。
えっちの練習相手になっちゃうなんて展開が最高でした!

普段、結構元気なキャラだけに、喘いじゃうとそんなギャップもすごい慧。
そんな慧の姿は、是非読んで楽しんでください!

そうして、段々回が進んでくごとに、えろくなっていく2人のえっちにも注目です!!

こじらせハツコイ、10年目のたわごと感想

個人的には、当て馬キャラだった慧の前勤めていたレストランの先輩である木村が好きでした!
鈍い慧が知らずに抱きついて、大賀が嫉妬する展開がもう最高すぎます!

お話的には、木村が結構掻き乱しちゃうので読んでいてハラハラできるお話でした!

そして、なにより大賀と喧嘩した慧が「木村さんとこ行くから」と飛び出していくのが良いですよね!
大賀は嫉妬しているし、木村は慧に特別な感情があるようだし、見ていて本当に面白かったです!

ただ、ケンカップルの2人を最後までたっぷり楽しめる分、最後の甘々がちょっと物足りない気がします。

私は分冊版で読んだのですが、単行本版では書き下ろしの漫画が収録されているようで。
作品レビューでは、この書き下ろしが良かったなんてコメントもあったので、購入する場合は単行本版がおすすめです。

続編にも期待したいですし、色々背中を押してくれていたオーナーの依田や、この当て馬の木村が幸せになるスピンオフなんかも読みたいなぁと思いました。

ざっと作者さんの他の作品も見てきたのですが、主に社会人BLが多くて、楽しめそうな内容も多かったです。

評価が高い作品も多いので、気になる方は是非、読んでみてくださいね!!

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