インモラル・オメガバース ―既婚Ωは、運命の番に出会うを最終巻まで読んだ感想とネタバレを書いてみました!
インモラル・オメガバース ―既婚Ωは、運命の番に出会うあらすじ
オメガバースの世界でのお話です。
柚琉(ゆずる)はオメガであり、お見合いでベータの真治(しんじ)と結婚しました。
彼との関係は今年で10年になるものの、2人の間には愛はありません。
オメガは抑制剤や通院などの費用から負担も大きく、偏見なども多く学生時代の柚琉はずっと苦しんできました。
そうしてある日、学校で発情してしまい、教師に襲われた柚琉。
しかし、悪いのは誘った柚琉の方だと事件は揉み消され、柚琉は引きこもることになるのです。
そんな時、両親が持ってきたのが父親のつながりだと言うお見合いで。
家族にこれ以上迷惑をかけたくないと感じた柚琉は、それを受けることにしたのです。
そこで出会ったのが真治ですが、顔を合わせた当日から、柚琉は彼に仕事のパートナーとしてだけ迎え入れると声をかけられました。
ただ、アルファの子供を授かって産むことだけを望まれ、それ以外はただ家事をして過ごす柚琉。
またしても柚琉にとっては、苦しい環境でした。
えっちをしてもいつも後ろからばかりで、彼の都合で呼ばれて中出しされて…。
そんな結婚生活は、今年で10年になる程続いていました。
しかし、子供を授かることもできず、真治との関係も冷めたままの柚琉でしたが、自分の寂しささえ押し込んでしまえば良いなんて考えており、ひたすら家事や真治のいうことだけ聞いて生活して。
そうやって暮らしていたある日のことです。
柚琉は抑制剤を飲んでいたはずが、ある日街中で発情してしまって…。
インモラル・オメガバース ―既婚Ωは、運命の番に出会うネタバレ
街中で発情してしまった柚琉。
そこで1人の男性と顔を合わせます。
初対面なのに、良い匂いがして心臓が痛いほど高鳴ってしまうその男性。
そうして、柚琉は、目の前の彼が自分にとっての運命の番だろうと気が付きました。
運命の番は、本能的に惹かれるアルファとオメガの関係で、その繋がりはどうしようもなく強いのです。
それから、雨に降られ、彼に誘われて自宅へ連れられ、触れられてしまう柚琉。
駄目だとわかっているのに、どうしても彼に触れられると気持ちよくて拒めないのです。
けれど、柚琉の薬指の指輪に気付いていて、ふれてくる手を途中で止めて、家に送るなんていう彼。
しかし、柚琉は我慢できずに、もっと抱いてほしいと彼を引き止めてしまいます。
そうして、柚琉は彼に抱かれてしまい…。
真治とは比べ物にならないほど感じてしまった柚琉。
ですが、彼のことを選ぶことはできませんでした。
彼とはもう会わないようにと考えていた柚琉ですが、ある日、ふと街でまた顔を合わせると嬉しいと感じてしまうのです。
そんな彼の正体が今話題の俳優であり、人気も高い奏多(かなた)だと知った柚琉。
自分よりも10歳も年下の彼には、その日、自分の正体が既婚者だと告げても、もう抱かないから友達としてやりとりしませんか?なんて声をかけられます。
「だめかな?」なんて言われて、柚琉は断ることができず、そうしてその後も彼と連絡を取ったり、出かけたりと友人と過ごすことになります。
毎回、過剰なほどの抑制剤を飲んで、奏多の元へ向かう柚琉。
しかし、毎回、堪えることはできず、彼に隠れて火照った体を慰めていました。
彼とは友人として接している以上、自分が彼のことを求めるわけにはいかなかったのです。
しかし、そんなある日のことです。
真治に「抱いてやる」なんて声をかけられた柚琉。
断ろうにも、彼の言葉には逆らえず、そうして、今までは我慢できていたはずの彼に抱かれることが、気持ち悪いと感じるようになってしまったのです。
その日、いつものように中に出されてしまった柚琉ですが、どうしても辛くなって家を飛び出します。
そうして、奏多の元へ向かった柚琉は…?
インモラル・オメガバース ―既婚Ωは、運命の番に出会う見どころ
お話は不倫もの。
これに関しては、許せる派、許せない派の方もいるとは思いますが、オメガバースの世界で、運命の番が出てきちゃったらそりゃぁ、抗えないよねって感じながら、読んでいました。
ただ、サブタイトルを見ると苦手な方は避けれる感じだと思うので、大丈夫かなと思います。
主人公の柚琉はオメガ。
学生時代に襲われちゃったり、両親から結婚を勧められたけど真治とは上手くいかなかったり。
それでも、真治に酷いことを言われても10年頑張ってきた柚琉が、運命の番に出会って惹かれちゃう感じは見ていて応援したくなります。
お話は終始ハラハラさせられる展開で、特に、柚琉が真治に久々に抱かれるものの、苦しくて奏多のところに逃げる展開はもうやばかったです!
そうして、そのまま番にまでされちゃって!!
そんなハラハラは是非読んで楽しんでくださいね!
インモラル・オメガバース ―既婚Ωは、運命の番に出会う感想
えっちシーンは結構ガッツリ。
それも、真治に嫌々抱かれちゃう柚琉と、奏多に抱かれて嬉しそうな柚琉とそれぞれ楽しめる展開かなと思います。
でも、今回の不倫展開は、子供がいなかったから後味もそれほど悪くないんだろうなぁと思いました。
オメガバースの運命の番は、それこそ本能的なもので【抗うことはできない】となっている設定が多いですからね。
普通の男女ものとは倫理観も違う世界のお話ですし、不倫のお話はちょっと苦手な私でも、普通にしょうがないよねと楽しめる展開でした。
ただ、まだ、離婚していないうちに柚琉と奏多が番になっちゃう展開は驚きでした!
特に、その前に柚琉は子供を作るためだからと、真治に中出しされちゃっていたりして。
もうここら辺の展開は、本当に目が離せませんでした!
そうして、不倫展開なので最後までハラハラです!
真治に奏多のことがバレちゃったシーンでは、「お前のせいで奏多に迷惑がかかるぞ」なんて言われちゃった柚琉が奏多のことは諦めようとしたり。
そんなふうに、ちらっと真治の執着が見れたのも楽しめたところでした。
それから、真治VS奏多のやりとりも見ていて面白かったです。
所謂旦那と間男の戦いですよね!
もうこのシーンはめちゃくちゃおすすめです!!
お話のラストは焦ったい感じだけど、ドキドキする内容で!!
柚琉が生き生きと仕事をしていたり、他のオメガの力になっていたり、そんなふうに幸せそうに自分のしたいことをしている様子が見れます。
多分カウンセラーの仕事なのかな?
そんな柚琉と奏多がどんな展開を迎えるのか、是非是非読んで楽しんでくださいね!!
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