シュガーとマスタードのネタバレと感想を書いてみました。

作者名
はなさわ浪雄
掲載雑誌
Dariaコミックス
連載終了の全巻数
1巻
連載中の既刊巻

シュガーとマスタードネタバレ

Sの加虐心とMの被虐心を満たすための制度「SMパートナー制度」が設立されSとMがパートナー(恋人ではない)になることは結婚と同じくらい重要視される世の中。

会社員・松永雅親(M)は行きつけのバーで年下の大学生・柴坂聖司(S)を紹介されますが、同い年以上で経済的に自立している男が好みな雅親は全く好みではありません。

しかしマスターから、聖司は本当はSなのに今までS相手にMをしていたこと、自分好みのSni育て上げることを勧められた為、とりあえずホテルに行ってみることにしました。

聖司は尽くしてくれるSで、高圧的で上から目線のSが嫌いな雅親も安心しましたが、時たま見える聖司のSっぷりにめちゃくちゃ感じてしまいます。

身体の相性が良かった二人はそのまま同棲。

そこでも聖司の尽くしっぷりは変わらず、日用品から身体のものまで雅親の言う通り。

そして雅親のお世話が大好きです。

二人ともパートナーと恋人になりたいと思っていましたが、複数調教のトラウマがある雅親は身を任せることを怖がっていました。

しかし聖司の心の内を見て、聖司となら大丈夫かもしれない…とペアリングを揃えました。

そんなある日。偶然雅親のトラウマである元カレと出会います。

雅親の思考が元カレに影響されていたことを知った聖司は嫉妬心から理性を飛ばしそうになります。

そして元カレと会うことに――

シュガーとマスタード感想

過去のトラウマから、高圧的で上から目線のSが大嫌い。

ソフトS希望の雅親とS相手にM調教をされてきたという変わった恋愛遍歴を持っていて、尽くし型Sの聖司。

聖司は服を脱がせてあげたり身体を洗ってあげたり、同棲してからは家事をやったりと雅親に尽くしまくります。

しかしたまに見せるSっ気に雅親同様ドキドキ!

寡黙で何を考えているのかわからない聖司とのギャップがたまりません!

それもソフトSが好きな雅親に対して、本当はドSなのに嫌われたくないがために我慢している気持ちが溢れてしまった結果、というのも良いです。

雅親のトラウマを作った原因である元カレに対しても真っ向勝負。

触発されて激しく抱いてしまい、雅親に自分をS同士のマウンティング道具に使うなとブチ切れられます。

結果的にお互いの心の内を話すきっかけになったので良かったと思いました。

設定やお話しの面白さは勿論、はなさわ浪雄先生の描かれるキャラクターはどのコマ切り取っても表情豊か!

コミカルなシーンの言葉選びも最高です。

沢山笑わせていただきました。

一番ツボに入ったのは聖司の大きさを表したリンゴの窪みにバナナの想像と怯えた表情の雅親。わかりやすい!

SMBLですが、激しいプレイは出てこないので苦手な方でも安心して読めると思います。

甘々なSMがお好きな方に是非。

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