マウントポジション!(高城リョウ)のネタバレ感想です!

マウントポジション!ネタバレ

主人公の白木一虎(しらきいちと)は高校教師。

5日間の修学旅行の引率に向かうはずが、風邪をひいてしまいそのまま帰宅。

家には同居する恋人が待っているはずだった。

帰宅の途中、エレベーターで白木は熱で体がふらついてしまい、見知らぬ男に支えられる。

そのまま自宅まで肩を貸してくれた彼。

しかし、白木の家の玄関からは喘ぎ声が漏れていた。

男が先に家に入り、遅れるようにしてその後をついていった白木。

そこでは普段は可愛くねだったりと、抱かれる側のはずの恋人の歩武(あゆむ)が見知らぬ男を抱いていた。

一方、白木を支え、その場面に遭遇した龍ヶ崎蒼志(りゅうがさきそうし)は、歩武に近づき殴りかかる。彼が抱いているのは、自分の恋人である朔(さく)だったからだ。

互いの恋人が浮気し合っている現場。

しかも、恋人であるはずの朔もまた、龍ヶ崎の元へと帰らない状態。

そんな様子に余計に苛立ちを増した龍ヶ崎は白木を連れ、同じマンションにある自宅へと連れ帰る。

彼の部屋の寝室に連れられた白木。

外科医である龍ヶ崎は、散々働き通した当直後であり、そこに恋人の浮気が重なったことでかなり苛立っていた様子だった。

そんな彼に、白木は押し倒されて…。

マウントポジション読んだ感想

白木→歩武→←朔←龍ヶ崎 といった、ものすごい関係から始まるお話です。

BL業界でいう受け同士が浮気でくっついる状態なので、今回の主役の彼らはもちろん攻め同士です。

どんな関係に転がっていくのかと読んでいてドキドキしました!

今回の見どころは、そんな彼らのどちらが上かの攻防戦で。

1度目は浮気が発覚した後、熱で浮かされる白木を苛立ちをあたるようにした龍ヶ崎が犯した状態です。

恋人でもないのなら優しくする必要もないと、随分乱暴なものでした。

そんな彼に仕返しをしたいと、日を開けて白木が龍ヶ崎の元を訪れた2回目。

白木が彼を押し倒すものの、彼を待つ間に振られたやけ酒を飲んでいたので結局流されてしまいます。

傷を舐め合う関係として、側にいるようになった2人。

しかし、朔のことも忘れきれない龍ヶ崎に、白木は傷つくことになります。

ここらへんは、色々と登場人物の想いが交差していて、それぞれの人物にスポットを当てながら読むだけで、何倍にも楽しめる作品です。

3度目や4度目でも龍ヶ崎に組み敷かれる白木。

それぞれの想いも変化してきて、共に過ごすことが心地よくなってきた2人の今後は、是非読んで楽しんでいただきたいです!

そうして書き下ろしの龍ヶ崎と歩武の関係は、龍ヶ崎の独占欲が見えて最高です!こちらも是非!

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