気まぐれなジャガー(ウノハナ先生)のあらすじ(ネタバレ注意です)と感想を書いてみました!
気まぐれなジャガーあらすじ(ネタバレ注意)
主人公の麻生新(あそうあらた)は、ミュージシャンの椎名宗純(しいなそうじゅん)と関係を持っている。
名の知られたギタリストの椎名。
グループを解散した後は、暫くはあちらこちらに顔を出してふらふらとしていたものの、そのまま行方知れずとなって、今は誰もその姿を見ていない。
しかし、そんな彼がアラタの元にだけは数ヶ月おきにふらりと訪れる。
そうして、そのまま襲いかかるようにして押し倒してくる光景は、アラタにとってはいつものことだった。
普段は音楽雑誌の編集者として働いるアラタ。
元々はミュージシャン志望の彼だったが、実力が及ばないことに気付いて辞めてしまう。
その後、編集者としての仕事を選んだのは椎名のため。
彼の実力に惚れ、それを世間に知らせようと選んだ仕事だったが、当の本人はそんなことを気にもとめてはいなかった。
そんな彼との体の関係。
帰ってくる度、何度も関係を持ちたがる彼だが、どんなに愛を伝えて、どんなに大事に抱いたとしても、充電ができればまたふらりといなくなる。
気まぐれな猫のような彼。
どんなに彼から愛を囁かれたとしても、満足すればすぐに出て行ってしまう彼に、アラタはいつだって言葉にできない想いを抱えていた。
気まぐれなジャガーを読んだ感想
こちらの作品は全3巻まで出ており、1巻の後書きに作者さんが長くて面倒な恋と表現しています。
まさにそうなんですよね、読んでいて切なくなったり、胸が痛くなったりするお話です。
今回は一巻についてまとめていますので、気になる方は、是非是非続きを読んでいただきたいです。
私も読んでいて今後の展開が凄く気になりました。
まずは、椎名とアラタの絶妙な関係について。本当にドキドキされられる2人の関係です。
本編が始まってすぐに放浪している椎名が帰宅するシーン。そしてそのままえっちシーンへと移ります。
のちにアラタが説明していますが、椎名には充電期間があって。それが終わればまたふらりと消えてしまう。
読んでいて凄く魅力的な設定です。
そんな中、お話は学生時代の回想シーンです。
ギターを始めたアラタと、そんな彼に惚れてしまった椎名。
今まで読んでいた感じだと、アラタの方が、椎名への愛情が強いような感じがしていたのですが、この時代は椎名の方がアラタにすっかり落ちてしまっている状態です。
そんなシーンは読んでいて、凄くドキドキさせられます。
一方で、アラタは椎名のギターの才能に嫉妬して、言いようのない気持ちに心を暗くしています。
椎名はただ純粋に、アラタに追いつきたくて、その才能に無自覚のままギターを弾く。
けれど、それはアラタの自尊心をどんどん食い殺していって、と苦しいシーンです。
そんな学生時代から、どんな出来事があって今の関係まで移り変わるのか、今回のお話だけでなく、次回からも凄く期待できるお話でした。
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