【キャッチフレーズ】
・押せ押せ年下×傷心の上司
・このワンコ、一途すぎる
・ノンケの部下に迫られる!?

【作者】
さん太ろ

ぜったい、後悔させませんから!あらすじ(ネタバレ注意)

社内システムエンジニアとして働く岡崎は、つい先日会社でゲイバレしてしまったばかり。

そんな気まずい中で、岡崎の下には新しい部下が配属されることになりました。

営業部から希望を出して異動してきたという梅本は、

「俺ずっと岡崎さんのことが好きでした!」

と、異動早々、問題発言!

「俺ノンケは無理だし君は全くタイプじゃないから!」と布石を打つ岡崎ですが、梅本は「俺はあなたと噂になりたいです!」と宣言するなり、岡崎にキスをします。

元々ノンケだったという、梅本の気持ちを受け入れられない岡崎は「つき合ってる人いるんだよ」と嘘をつくことに。

梅本は岡崎がわざと付けだした指輪に嫉妬しつつ、アタックをやめません。

真っ直ぐな梅本の想いに、少しずつ絆される岡崎ですが、ある日「つき合ってる人」が嘘だということがバレます。

「…じゃあ俺でもいいんじゃないでしょうか」

詰め寄る梅本に岡崎は、元々ノンケが男の自分を抱けるはずがないと高をくくりますが、梅本の想いは変わりません。

追い詰められた岡崎は、ノンケがトラウマになった原因を思い出してしまい……。

一途なワンコ男子×恋に臆病な上司の社内ラブ!

ぜったい、後悔させませんから!を読んだ感想

王道のワンコ攻めで、最後まで安心して読めました。

受けの不器用さや拗らせ度合いも、組み合わせとして抜群だったと思います。

物語のキーとなる受け・岡崎のトラウマは、元恋人に「女妊娠させたから責任取ることになった」と言われたことです。

おまけに元恋人は高校時代の親友で、結婚しても関係を続けたいと言われていました。

以来、岡崎は自分のことを「好き」と言ってくれる「女も抱ける」ノンケを、信じることができなくなってしまいます。

心の傷を抱えた上に社内でゲイバレして、岡崎にはかなりつらいスタート。

しかし、梅本のへこたれない一途な想いに突き動かされるシーンは、切なくもときめきました!

作風もわりと明るいので、あまり暗くならずに読み進められます。

何より、梅本と岡崎のやりとりが微笑ましい!
24歳×32歳という年の差ゆえの、甘酸っぱさが溢れています。

特に、若くて経験不足な梅本が、年上の岡崎に翻弄されっぱなしだった前半から、岡崎を甘やかせるようになるまでの描写は、二人の関係の変化がよく現れていて、すごくときめきました。

エロはあっさりめですが雰囲気があり、絵も綺麗で、満足度の高い一冊です。

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