京終は護衛先の桜井と駆け落ちすることとなり、彼を想う京終は眠れない日々を過ごす。

ボディーガードは変人さんあらすじ(ネタバレ注意)

京終灯(きょうばてあかし)は闇組織の便利屋の仕事を、ある時、アルバイト求人誌から見つけて始める。

京終の今回の任務は、とある財閥の会長の息子の護衛。

ターゲットである桜井望(さくらいのぞむ)は家出同然で一人暮らしを始めており、そんな彼に危険が迫らないよう、京終は遠くから見守っていた。

そんな中、京終は護衛相手であるはずの桜井に惚れていた。遠くから眺めているだけの日々。

しかし、その日はトラブルから彼の前に顔を合わせてしまう。

突然、目の前に落ちてきた京終に対して混乱する桜井。大声を出して助けを呼ぼうとする桜井を見て、あまり騒ぎになってはまずいと、京終は彼にとっさにキスをした。

そんな桜井に、殴り返された京終。

彼はファーストキスを奪われたこともあり、相当キレていて、京終はそのまま追い出される。

一方で、本来の彼よりもずっと大人しい服装と髪型にしている京終は、普段は桜井と仲の良い隣人として過ごしていた。

あまりに違うその姿に、うっかり昨日顔を合わせたこともバレていないほどの変装ぶり。

そんな京終だが、家ではそんな桜井の移動先をGPSで追いかけたり、室内を盗撮してたりして…。

ボディーガードは変人さんを読んだ感想

お話はラブコメディです。

思っていたよりも桜井や京終がツッコミに走ったりと、ストーリー重視で読みたい方は、少しバタバタした時間が続きます。

お話的には、両思いになった後の方からがストーリーや心情をのんびり楽しめると思います。

設定的にも少し不思議ですが、御曹司の桜井と、バイトで闇の組織で便利屋をしている京終。

そんな京終は護衛対象である桜井に惹かれて、陰から見守っている状態です。

京終が実は、隣人としても関係を作っている展開などは、読んでいて楽しめる設定でした。

その後2人が駆け落ちして、ぎこちなく過ごすのですが、そんな2人が肌を合わせるシーンはドキドキです。今まで、少しコメディ要素が強かっただけに、より楽しめます。

その後お話は、本篇でも出てきた柳本志信(やなぎもとしのぶ)に視点が映ります。

京終が護衛していた桜井を狙っていた人物でもあります。

そんな柳本ですが、執事の吉野理一(よしのりいち)の関係は読んでいて驚きました。

いきなり、自分から上に乗って腰を振り出す柳本。本編ではこんな関係なんて想像できなかった2人です。

京終と桜井の仲の良さそうな関係に憧れる柳本。

自分も吉野とそんな関係になりたいと奮闘する姿は見ていて可愛いです。

どちらのカップルのお話も楽しめる展開でした!

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