憧れの漫画家である野々恵先生。しかしその正体は隣人の男性だった。
ハッピーエンドはご一緒にあらすじ(ネタバレ注意)
桜庭渉(さくらばわたる)はイケメンで優しく、気遣いもできる男。
しかし、そんな彼に彼女ができないのは、少女趣味なところであり、自分で可愛いお弁当をつくり、帰宅すれば紅茶を飲みながら少女漫画を読む。
残念なイケメンである渉。
しかし、それで困っているわけではく、むしろ自分の時間を楽しんでいた。
ある時、大好きな漫画家である野々恵(ののめぐみ) 先生の握手会があることを知った航。
ファンレターを渡したいと参加すると、そこにいたのはお隣さんだった。
普段はお隣に住む平野颯太(ひらのそうた)とは、いつも挨拶程度で。
あちらも渉に気付き、あたりが騒がしくなる。
結局、渉は当たり障りなく挨拶をすることしかできなかった。
翌日、うまく愛を伝えれなかったことを悔いていた渉。
彼の部屋のインターフォンを鳴らす。しかし、返事はなく。
その日から何度か訪れてみるも反応がないため、4日目の今日、会えなければ終わりにしようと考えていた。
そんな時、中から物音。ドアを開けてくれた彼だったが、そのまま床に倒れてしまって…。
ハッピーエンドはご一緒にを読んだ感想
渉の格好良い姿と可愛い姿が行き来して、そのギャップにドキドキしてしまうお話でした。
特に、颯太にマッサージをしている中で、気持ちよさそう声を出した彼に対して、顔を真っ赤にして逃げる渉。
颯太に対して興奮することに最低だなんで自分を責めるシーンはすごく純情だなと思えて。
でも、告白するときには自分からキスして、照れずに想いを伝えたりするのですが、ここは凄くイケメンでびっくりしました。
とにかく泣いたり笑ったり照れたりとコロコロ表情を変える渉の姿に、見ていてほんわかとします。
しかし、自分の気持ちがファンを超えて、颯太を困らせてしまったことに気付いた渉。
彼から別れを告げる展開は本当にハラハラです!
一方で、颯太。
最初は無愛想ながらも、段々渉に惹かれていく様子が分かります。
そんな颯太が渉に別れを告げられたシーンは、泣いている彼の姿が凄く印象的で。
その後の告白までの流れも、凄く素敵だったので、是非読んでいただきたいです。
えっちに関しては、どっちがどっちなのかなぁと眺めていたのですが、最後までわからず…。
作者さんが後書きで、ワンコ攻めって書いてあったので渉の方が攻めかとは思うのですが。
続編があったら、そんな部分も見てみたいなぁと思います。
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