春弥に流されるままに抱かれた省吾。

彼とは親の再婚で、兄弟となるのだが…?

義弟に秘密がありましてあらすじ(ネタバレ注意)

20歳の省吾(しょうご)は居酒屋の店長として働いていた。

そんな時、母親から再婚の話。

父親は交通事故で亡くなり、双子の妹たちを女で一つで育ててきた母親。

省吾は一時グレたものの、今は母親と妹を1番に思っていた。

そんな中、再婚相手の男性と食事会。

会社経営をしている男性の他、その息子である仁科春弥(にしなはるや)が同席についた。

イケメンの春弥。

しかし、再婚には反対のようで、食事会の最中で暴言を吐き始める。

その場は春弥の父親の謝罪でお開きになったものの、苛々が残ったままの省吾。

そんな省吾の店に、ある日やってきた春弥。

破談にさせたいと相談に来たものの、その場は忙しく店の席で待ってもらうことに。

イケメンであることから、店の女の子たちにちやほやされる春弥。

しかし、省吾が気付いた時には、酒が入っていたようで潰れていた。

そんな彼を連れて自宅へ帰ってきた省吾。

目覚めた彼に、再婚に反対している理由を聞く。

病気で亡くなった彼の母親。

新しい母親を受け入れられなかったのだ。

その中でも、1番の大きな理由は彼自身の性癖にあり。

男しか好きになれない彼、それを知っていたのは彼の母親だけだったのだ。

酔いが回った思考の中、春弥は省吾にキスをして…。

義弟に秘密がありましてを読んだ感想

まだ高校生の春弥に振り回される省吾。

結構強気な彼なのですが、春弥に好き勝手される姿は見ていてドキドキです。

そもそも春弥がすごい大人っぽいですよね。

けど、そんな見た目をしながら、最初縋るように省吾を抱いてしまうシーンは是非、読んで楽しんでもらいたいなぁと思います。

義理の兄弟になるって設定がまずドキドキで、なし崩しから体の関係を持ってしまって。

けれど、最後には恋人同士に…とまとまるお話で、読んでいて安心できました。

1番印象的なのは、年上の男性と体の関係を持ちに行った春弥を、省吾が怒鳴り込んで連れ帰るシーンですね。

春弥のことを思って、めちゃくちゃに怒鳴っている省吾が印象的で、そんな彼のお節介さも良いなぁと思えるシーンです。

そんな事件もあり、少しずつ春弥が省吾に惹かれていく様子は、見ていてドキドキです。

両思いからのシーンは微笑ましいものが多く、特に兄弟じゃなく、恋人として過ごそうと話す省吾のプロポーズめいた言葉は、ぜひ読んでいただきたいです。

書き下ろしは2人のえっちシーン含め、お話的にも深掘りされていますので、読んで楽しんでいただきたいと思います。

省吾が服を脱ぐシーンもあり、綺麗に筋肉がついた体も見れますので是非!

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