隼人に惹かれた浦島太郎。
しかし、陸には戻るつもりはなく…
恋せよ千年ニートあらすじ(ネタバレ注意)
常盤隼人(ときわはやと)はその日、寝坊したと思い急いで部屋を出るが、実際は日曜日で。
暇を持て余し、そのままぶらぶらと海に向かう。
そんな時、突然大波。
砂浜を歩いていた隼人は海に引き摺り込まれることとなる。
だんだんと息ができなくなる隼人。
しかし、社畜の隼人は毎日を忙しく生きていたものの、元の生活に未練はなく。
このまま死ねば仕事に行かなくて良いんだと、もがくのをやめる。
そんな隼人だったが、突然1人の男に手を引かれる。
海を中を平然と泳ぐ彼。そんな彼が人間ではないと気付いた隼人。
暴れたことでそのまま意識を失ってしまう。
目覚めた隼人の前に、1組の男女。
先程の男ともう1人、可愛い女性。
そんな彼らは隼人にここが竜宮城だと告げる。
それぞれ、乙姫と浦島太郎だと名乗る彼ら。
隼人は、そこで今の状態は臨死状態だと告げられる。
竜宮城にきたのも、死んだと思った浦島太郎が隼人に触れてしまったため。
本来、生死に関わらないはずの彼らが、隼人の運命を変えてしまったからである。
生きるのも死ぬのも望む方をあげようと話す乙姫。隼人が選んだのは…。
恋せよ千年ニートを読んだ感想
あのよく知る浦島太郎を、すごく魅力的にしたお話で。
竜宮城にいる浦島太郎は、今は玉手箱に魂を移している状態で、フラフラしながら、所謂乙姫のニートとして暮らしています。
そんな生活も千年を超え、この機会にと隼人と共に彼を陸に帰したいと望む乙姫。
しかし、浦島太郎は知らない間に進んでいる千年の時に、帰りたくないなんて思っている。
なんて、すごく膨大な設定で。
あらすじで説明するよりも、漫画を読んでもらったろうがするすると理解できると思います。
なにより、絵が綺麗な作品でもあるので、そんなところも楽しんでもらえればと思います。
そうして、今回の設定で最も重要な浦島太郎の年の取り方についてなのですが。
玉手箱に入っているのは、あくまで浦島太郎の魂のみで。陸に戻った彼が、もし周りとのギャップに置いてかれるように思えば魂も歳を取ってしまう。
…といわば、彼の感じ方次第で。
しわしわのおじいちゃんにはなりたくない、だから帰りたくないと話す浦島太郎。
そんな設定だけで、すごくお話が広がってきましたよね。
キャラクターにおいても、浦島太郎に助けられた亀である亀安が、彼に惹かれて人型になる努力をしたり、タツノオトシゴだから、男でも卵を産んでる竜彦がいたり…とどんどん気になる設定が出てきて、読み進める手も止まりません!
最終的に、隼人に連れられ陸へ帰った浦島太郎のその後のお話は、是非是非本編で楽しんでみてください!
また、亀安と竜彦の間で受精やら出産やらも始まる、そんな展開も是非!
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