おこさまスター(蒼宮カラ)のあらすじネタバレ含むと感想を書いてみました!
おこさまスターあらすじ(ネタバレ注意)
子供向けアクションショーで単発バイトをしていた本田は同じクラスの海堂がスーツアクターをやっていることを知ります。
学校で不良と噂されていた海堂が日曜日の特撮を見るようなタイプと知り、仲良くなった二人ですが、次の日に本田が海堂に話しかけると、俺に話しかけるなと冷たい態度をとられてしまいます。
理由を問い詰めると、海堂が特撮を見ていることやスーツアクターをしていることを本田がクラスに言いふらすと思い、距離を取ったと言われてしまいます。
誤解を解き、再度仲良くなった二人。
本田は不良と噂されている海堂のイメージ払拭をはかることにします。
結果、持ち前の身体能力の高さもプラスし、海堂が不良だという噂は消え、男女問わず話しかけられる人気者になります。
そんな海堂に対し、本田はなぜかいら立ちが募り、同級生の前で海堂が特撮を見ていることやスーツアクターをしていることをばらしてしまいます。
友人から、自分が行った行動や自身が感じたいら立ちが、好きな子をとられたくない感情であることを告げられ、自分は海堂のことが好きだということに気付きます。
次の日、勇気を出して海堂へ話しかけようと登校しますが、海堂は欠席との連絡が先生から告げられるのでした。
おこさまスターを読んだ感想
絵柄が可愛いだけでなく、登場人物たちの性格もこれまた可愛いです。
まず、不良と噂されている海堂ですが、ヤクザとつるんでいる=アクションショーの設営の際の現場のおじさんと仲が良いだけ。
イベント会場で女性をとっかえひっかえしている=会場の女性スタッフに絡まれているだけ。
突然金髪になった=上記の仲のいいおじさんに髪の毛染められたが、申し訳なくて色を黒に戻せないなど、実際の噂とのギャップがとても可愛いです。
また、性格もちょっとおどおど気味だけれど、自身が好きなものを本田に認められた時や好きなものについて話し始めた時の嬉しそうな顔は見ているこっちもほっこりしてしまいます。
本田も、同級生の前で海堂の悪口言うシーンがあるのですが、それが完全に好きな子をいじめている状況なので、なんで海堂に対して素直になれないの!?と読んでいてやきもきしました。
ただ、本田自身も海堂の悪口を言うのを辞めたい感情はあり、自分だけが知っていてほかの人にも教えたいと思っていたはずの海堂の一面をクラスメイトが見たことに対して、苛立ちを隠せずに外に出してしまう、そんな状況に混乱していたので、そんなことしても海堂は悲しむだけだよ!と読んでいるこちらがハラハラした気持ちになってしまいました。
心を許した本田から突然悪口を言われた海堂のつらそうな顔や悪口を言ったはずなのにどんどん心が苦しくなってしまう本田の二人を見て、早くこの悪循環が止まるよう、くっついて!と感じてしまう作品でした。
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