わななく牙のダリア（高永ひなこ）のネタバレと感想をまとめてみました！
わななく牙のダリアネタバレ
獣人と人間が共存している王国。
しかし、ある時クーデターが起こり、獣人で形成された軍が城内を支配。
民衆は今後の動きに不安を持っていた。
主人公のニコラウスはこの国の王子である。
しかし、クーデターの際に城内から逃れ、獣人に追われる身となっていた。
王である両親の身を案じていたニコラウス。
彼は踊り子に紛れ、軍の宴へと侵入する。
軍では統治者のギル＝ガル元帥を中心として、獣人が国を治めることを望んでいた。
今回のクーデターはその始まり。宴は賑やかに行われていた。
そんな中、踊り子の衣装を着て紛れ込んだニコラウスは、踊りの中でギル＝ガルに近づきナイフを向ける。
両親を含めた囚われた捕虜たちの解放を要求する彼だったが、両親は既に殺された後だと伝えられる。
そんなニコラウスを後ろから捕らえるトラヴィス。
彼は元々、ニコラウスに仕える部下だった。
身内の殺害と、部下の裏切り。
全てを知って絶望するニコラウスはそのまま地下牢に繋がれることとなる。
地下牢で過ごす日々。
そんな時、話をしようと地下牢へトラヴィスがやってくる。
とある事情から彼らの仲間についたトラヴィス。
しかし、裏切られたことに酷く傷ついていたニコラウスは彼を責めたて、そうして怒りに火がついた彼に押し倒されて…。
わななく牙のダリアを読んだ感想
こちらは読む方を選ぶかもしれないので、先にいくつか注意点をお知らせします。
獣人が大丈夫な方、もちろん獣であるトラヴィスと人間のニコラウスが体を繋ぐシーンもありますが、それほど濃厚ではないです。
ただ荒々しいシーンなども中にはあります。
そして、これは私が読んでいてびっくりしたのですが、首から上がない人間の描写があります。
epilogueを読む際は、心の準備をしてください。
ただ、そのシーンは数コマで、それが終われば甘いシーンに映るので、気にされない方は大丈夫だと思います。
そんな門が狭いようなお話となりますが、内容は凄く面白いです。
トラヴィスがどんな事情からクーデターに加わったのかが明かされるシーンは、読み進めていてドキドキしました。
こちらは是非読んで確かめていただきたいと思います。
そして何より、トラヴィスとニコラウスのえっちシーン。
1回目は痛々しいような無理矢理行われるものだっただけに、それ以降の行為にはトラヴィスの方が慎重になります。
それでも、ニコラウスの方からトラヴィスを求めるように、積極的になるシーンは特にドキドキしました。
ニコラウスは見た目と裏腹に、勇敢で男らしい面が多いです。
普段は柔らかに笑う人なだけに見ていてとても魅力的なキャラクターでした！
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