先生は仏頂面してやってくる(来栖ハイジ先生)のネタバレをちょっと含んだあらすじと感想をまとめてみました!
まずは、あらすじからどうぞ。
忘れられない相手がいてもあらすじ(ネタバレ注意)
主人公の由良(ゆら)は、シングルマザーの妹に代わって甥の奏汰を迎えにいく保育園で出会う、加持(かじ)のことが苦手であった。
保育士のくせに子供以外の親や同僚の保育士に対しても仏頂面で、どこかとっつきにくい彼。
子供に対してだけは、笑顔を向ける加持の姿に、由良は愛想笑いくらいしろ、といつも心で思っていた。
そんな保育園へのお迎えだが、由良にとって気になる姿がある。
以前まで片想いしていた同僚の達海(たつみ)が、恋人である真木(まき)と共に、同じ保育園に通う律(りつ)を迎えにきているのだ。
真木と出会う前までは、達海にとって1番近い距離にいたのが由良で。
今はもう、そうじゃない現実をより濃く感じる場面でもあった。
そんな由良だが、あまりに苦しそうな表情をして達海を眺めており、近くで見ていた加持には全てバレてしまう。
ゲイであること、叶わない片思いをしていること、そのプライベートな部分にズカズカと踏み入られた由良は腹が立って、以前よりもずっと加持のことを苦手に思い始める。
そんな中、預かって面倒を見ていた奏汰が急に高熱を出す。
息苦しそうな奏汰だが、妹とは連絡つかずに焦る由良。
他に頼れる相手で思いついたのが加持で…。
忘れられない相手がいても読んだ感想
こちらの作品は、同作者さんの『狼パパは羊ヅラしてやってくる』のスピンオフ作品です。
あちらの作品では由良の同僚の達海と、その後輩の真木の恋愛模様が描かれます。
穏やかそうに見えて、どこか腹黒くて嫉妬深い真木の姿は是非読んで楽しんでいただきたいです。
また、今回の作品は続編が出ており、2巻では加持の持久力についていけない由良の悩みを中心とした、微笑ましいお話を楽しめます。
もちろん、えっちシーンは前回同様、濃厚ですので是非手に取っていただければと思います。
さて、今回主人公の由良は、報われない片想いをしています。
そんな由良ですが、過去の恋人に尽くしすぎたことから、鬱陶しいと振られた過去があります。
だからこそ、それ以降は恋愛するのが怖くて、達海に対しても正直に思いを伝えることはありませんでした。
そんな強がる由良に対して、加持は振り向かせたいと思っているのですが、この三角関係は見ていてドキドキします。
しかし、加持にとっても男を好きになるのは初めてのこと。
本気で恋愛したい由良にとって、加持との恋はどこか危なげで、彼からの好意も素直に受け取れず、また、そんな不安が募って気持ちを爆発させてしまうシーンは本当に印象的です!
不器用な2人の応援したくなるような恋のお話を、是非楽しんでください!
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