・寂しいふたりの同居生活
・この受け、ワケあり

【作者】
よこざわ

ニビとクロバあらすじ(ネタバレ注意)

探偵のニビは、浮気調査での張り込み中に、ウリ専の少年・クロとその客に遭遇します。

客に逃げられたクロは、ニビの仕事に興味を持ちますが、ニビは不注意から足を負傷。

代わりに浮気の証拠を集めてきたクロの優秀さに、ニビは驚きます。

ニビはワケありな雰囲気を感じつつも、調査員としてクロを部屋に置いてやることに。

そして、同居生活を送る中で、ニビはクロの寂しさを知っていきます。

ニビの足も治ったある日、仕事帰りに誰かから逃げ出すように走り去ったクロは、帰ってきてから「友達の話」として、自分の過去をかいつまんでニビに説明しました。

「…今だけおれのこと好きだって言って」

乞われるままにクロを抱いて「好き」というニビと、ベッドの中でだけ「ニビ」と呼ぶクロ。

歪な関係になった二人に迫るのは、クロの家の事情でした。

知り合いの編集者から「お偉いさんの隠し子を調べろ」という依頼を受けたニビは、その隠し子がクロだと気がつきます。

クロへの感情が、同情なのか何なのかわからないニビ。

一方クロは、これ以上ニビを巻き込めないと、別れを決意し…!?

恋が出来ない大人×愛を知らない少年のラブストーリー!

ニビとクロバを読んだ感想

「誰かを好きになる気持ちがわからない」大人×「誰かに好きになってもらいたい」子供という切ないお話。

テーマが重ためな割にテンポはよく、キャラもコミカルに動いていて読みやすかったです。

産みの親にも愛されず、妾腹として父親家族に虐げられてきたクロは、留学と称して厄介払いされることが決まっていました。

そこから逃げ出してきて、ウリ専していたという流れから、もはや切ない!

ニビと接しているときが良い子かつ、明るいキャラなだけに「幸せになってくれ~!」と祈らずにはいられません。

身軽で頭の回転が速く、気配を消すのがうまい、という有能さも魅力的でした。

ニビも、クロと出会って初めて人を好きになったのに、自覚した瞬間に離れ離れとなってしまった展開には、胸が締め付けられました。

自分の感情に鈍かったニビが、クロのことで泣いたり苦しんだりする様子は感動的です。

ニビが何度もついてきた「好き」という嘘が、クロに対しては本心だったというところは胸キュン必至!

全体的にエロもしっかり入っていて、読み応えがありました。

何より最後の逆転劇はスカッとしましたし、ラブラブハッピーエンドでよかったです!

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