嫌いなお前に抱かれたい(鷹丘モトナリ先生)のネタバレと感想です!
嫌いなお前に抱かれたいあらすじ(ネタバレ有)
主人公の拓(たく)は車掌として働く慎吾(しご)のことが好きだった。
彼に会うだけで満たされる日々。
同じく弟の勇吾(ゆうご)も同じ職場で働いていたが、無口で仏頂面の彼。
こちらは苦手だった。
ある日、慎吾が突然、結婚すると告げてきた。
拓の知らぬ間にとんとん拍子で進んでいった話。
ショックを受けた拓は、結婚式の帰りに彼とホテルに入ってしまう。
酒に酔った拓。しかし、夢のような話だった。
彼が拓に触れ、そのまま抱いてくれたのだ。
普段の慎吾にはありえない強引な姿、拓はすっかり虜だった。
翌日目覚めた拓、目の前にいたのは勇吾の姿。
拓はそこで初めて彼に抱かれていたのだと気づく。
慎吾を好きな気持ちをばらされたくないでしょう?
そう告げられ、拓はその後も勇吾に呼び出され、抱かれることとはなった。
小さい頃から思ったことがすぐに口に出た拓。
相手を気遣えない言葉に、対人関係がうまくいかず。
そんな彼をいつも慎吾がうまく間に入ってくれた。
だからいつしか好きになったのだ。
そんな中、すっかり寝過ごして終点まで眠ってしまった拓。
声をかけられたのはその日勤務していた勇吾だった。
大雨の中、彼に誘われて部屋へ向かう拓。
今日もまた、気絶するまで彼に犯されて…。
嫌いなお前に抱かれたいを読んだ感想
勇吾→拓→慎吾と一方通行な展開です。
慎吾へと片想いする拓ですが、彼からはまったく意識されず、苦手なものすら覚えてもらえていない現実。
甘いものが苦手なのに、新婚旅行のチョコを出されるシーンは胸が痛くなりました。
ある意味残酷ですよね。
一方で、ずっと片想いを拗らせている勇吾ですが、わざと慎吾に彼女を紹介して、別れたらまた次の女性を紹介してと、ひたすらに慎吾と拓がくっつく芽を摘んでいる状態です。
昔から計算高いんだなぁと微笑ましく思える展開です。
だけど話が進んでいくにつれ、そんな勇吾の闇深い部分が見えてきます。
拓のことをめちゃくちゃにして泣かせたい、けれど誰かに泣かされるのは許せず、それがどうしても我慢できない。
痴漢に拓が襲われてたシーンなんてまさにそれで、我慢していた拓をトイレに連れ込んで、血が出るまで犯してしまったり。
痛々しい描写もありました。
けれどそんなことも全部ひっくるめて勇吾を理解して、惚れたからって言う理由で付き合い始める拓は、見ていて男らしいです。
実を言うと、車掌の制服姿の表紙に惹かれたのですが、その姿のまま拓に触れたり、逆に拓に制服を着せてえっちシーンを始めたり、色々とバリエーションもあって最高でした。
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