仲の悪いふたり(のもまりの先生)のネタバレ注意のあらすじと感想をまとめてみました!
仲の悪いふたりあらすじ(ネタバレ注意)
主人公の犬養(いぬかい)は、仕事にミスが多い部下の迫矢(せこや)にいつも苛立ちを覚えていた。
確かにスピード重視で仕事を仕上げるのは早い彼。
しかしそのフォローに迫矢の時間が使われている状態で、普段から彼らはそのことで喧嘩することに。
ある時、ふとした迫矢の姿に惹かれた犬養。
緩めたシャツから見える肌や細い体に惹かれて仕事終わりに彼を飲みへと誘い、そのまま彼を抱いてしまう。
そうして翌朝、犬養は怖くなってホテルから逃げ出した。
彼を抱きたいと思っていたのは事実で。
しかし、こうして目の前にするとどうして良いかわからなくなったのだ。
会社で顔を合わしても気まずい雰囲気。
チラチラとあの日の迫矢の乱れた姿がチラつく犬養だったが、なかなか自分の気持ちに答えを出せないでいた。
そんな中、迫矢に辞令。
会社を離れることになった彼は、あの日のことも忘れるように犬養に告げる。
犬に噛まれたと思って。そう彼は少し寂しげに笑った。
犬養はそんな彼を見てやっぱり離れられないと迫矢に告白する。
照れて焦った様子の彼。
きちんとした返事はもらえなかったものの、キスを拒否されることはなかった。
それからいつものような賑やかな雰囲気。
迫矢と共に別事業所へ異動となった犬養。
ぶつかることが多いながらも、身体を合わせる日が続いていて…。
仲の悪いふたりを読んだ感想
凄くテンポの良いお話で、すんなりと読めます。
お話的にはコメディタッチで、特に元気な犬養の姿にはつられて明るくなります。
迫矢も所謂ツンデレですよね。
犬養がぐいぐい引っ張ってくれるから、彼も素直になれている気がします。
そんな関係は見ていて微笑ましいです。
そんな迫矢ですが、犬養が女子に囲まれていることに嫉妬して、タクシーに乗り込むなり、彼に抱きついて耳に噛み付くシーンはドキドキしました。
運転手がいても気にしないなんて、普段の迫矢では考えられないので、それだけ犬養の気を引きたかったんだなぁと想像できます。
されている犬養もどこか嬉しそうです。
お話の中で何より1番惹かれたのは、記憶喪失のシーンです。
定番ネタですよね。
BLでは、男同士という壁がありますから、余計に難しい問題です。
犬養が不安に思って色々と行動する姿が魅力的でした。
捨てられたくない、そんな結論を出してどうにか彼に全てを思い出してもらおうと奮闘します。
ここ、結末に関しては驚く展開だったので、是非読んで楽しんでいただきたいです。
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