助けられた恩返しにと家がない彼を部屋に読んだ直人。
しかし、彼はプロのヒモだった。
ノンケリーマンの俺ですが毎晩ヒモに喘がされていますあらすじ(ネタバレ注意)
真壁直人(まかべなおと)はある日、トラックに轢かれそうになり、叶大樹(かのうたいじゅ)に助けられる。
背が高くモデルのような大樹に、直人は目を惹かれていた。
病院で大樹と別れる直人。
すると、大樹が電話先の相手とトラブルになっているのがわかった。
今日の帰る家と仕事がなくなったと話す彼、そんな彼に自分のせいだからと、直人は彼を自宅に連れ帰った。
すっかり荒れた部屋。
仕事ばかりの直人の部屋は、洗濯物が干しっぱなしで、ゴミも散乱していた。
そんな部屋を見て、やりがいがあると話した大樹。直人と共に掃除を始めた。
買い出しやつまみ作りまで手際良くこなす大樹に、直人は機嫌よく酒を煽る。
「直人さんは頑張りすぎですよ」
そう話す彼に勧められるまま飲むスピードも上がる直人。
大樹はそんな彼に対して、酔ったら介抱しますと声をかけていた。
直人はすっかり酔い潰れてしまい、大樹は彼を支える。
酔って尚、仕事を駄目にしたことを謝る直人。大樹はそんな彼にキスをする。
俺の仕事ってこういうものですからと、そのまま大樹にされるがままで直人は体を触れられる。
ぼんやりした思考のまま、彼と夜を過ごしてしまい、目覚めた直人に、大樹が自分の仕事はプロのヒモだと告げて…。
ノンケリーマンの俺ですが毎晩ヒモに喘がされていますを読んだ感想
流されちゃいながらも、大樹を真剣に考える直人の真面目さがわかるお話です。
一方で大樹はプロのヒモ。
読んでいてびっくりした展開ですが、いわゆるお家で家事をして待っててくれる存在ですね。
直人は日々の仕事に追われていて。
ふと帰ってきた時に、部屋の明かりが付いていて、今日もお疲れ様と声をかけられるだけで泣いてしまったり。
段々と彼の中で、大樹の存在が大きくなっていくシーンが、読んでいて魅力的です。
中でも、ヒモ先での家事を仕事としてこなす彼に直人が傷ついたり、ケンカしたいって泣いたりする直人の心情には心が痛くなりました。
そして、大樹に前のヒモ先の影。
『大樹のいない夜が寂しいよ』なんてメッセージが送られてくるってことは、多分そっちでも体の関係があったということですよね。
直人を思うと苦しい場面です。
そんな直人の、大樹を思って自分で触るシーンは特に印象的でした。
そんな色々と大樹に悩まされていた直人ですが、無事結ばれて。
最後、お見合いに嫉妬される展開は、本当に読んでいてドキドキしました。
2人が無事、丸く収まったようでほっこりできたお話です。
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