つけ回すんです、孕ませるまで。そんな木戸の台詞に水島は怯えて…。
後輩くんの異常な性癖あらすじ(ネタバレ注意)
ある日、後輩の木戸(きど)に交尾したいと告白された水島(みずしま)。
いつもボーッとして冴えない彼。
その場で即断った告白に、木戸は気持ち悪さを覚えていた。
彼にとって、男同士という関係がそもそもトラウマで。
兄の豊が他の男とキスしているシーンを見たのがきっかけだった。
翌日、また木戸は彼のもとにやってきて。
水島はそんな彼に、「皆の前でマスかいて見せろよ」と嫌がらせを口にする。
その場は困ったような彼を放って別れた水島。
まさか彼が本当にするとは想像できなかった。
ちょうど教卓の影になる場所で、行為をしていた木戸。それを目にした水島。
「でも約束ですよね、こうしたら付き合ってくれるって」
彼と2人きりとなり、水島は彼の頬を殴る。
頭がおかしい、危ない奴。
まさかこんなことになるとは思わなかったものの、放っておいたら何をされるかわからないと、彼と付き合うことにする。
ただし、条件としては勝手に触らないことということと、そしてなんでも聞くことを約束づけた水島。
一方で木戸。グッピーはオスがメスを追いかけ回すんですよ、孕ませるまで。
なんて、告げてきて…。
後輩くんの異常な性癖を読んだ感想
正直、違う意味でドキドキしてしまったお話です。
木戸がとにかく怖いんです。
いきなり交尾したいといい出したり、かと思えば水嶋の冗談を間に受けて、人前で隠れて射精したり。
その後も水嶋の足を舐めたり、臍の舐めたりとすごくマニアックすぎで、もう読んでいて本当に怖くなりました。
プレイとかならまだ楽しめるんですが、すごく暗い顔して舐めさせてくださいなんてねだるので、このお話に関しては本当に、心に余裕がある方に読んでいただければなぁと思います。
…私は夢に出てきそうです…ホラーでした。
ただ、お話的には2/3くらいで、やっと安心して読めるようになり。
すっかり木戸に惚れてしまった水島が、自分から彼を誘うシーンは可愛いなぁと思えました。
後書きを読んでみると、作者さん自体が【デカくてむっつりで動物っぽいキャラ】性癖らしく。
じゃぁ、しょうがないなと思いつつも、もう少し木戸には親しみやすさが欲しいなぁと思ったり。
最後までやっぱり怖いなぁって思えるキャラでした。
そうして後書きでは、もう一つ。
【水島はもう少しくらい経てば、虫のいっぱいいる野外で吐き気を堪えながら、やらしてくれるくらいには絆されると思います】
そんなコメントに木戸よりも、ずっと作者さんの方が怖いなぁなんて思える、インパクトが抜群のお話でした!最後まで怖すぎる!
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