鷹上の宝物を目にした岩鳶。彼もまた飛行機馬鹿だと知って、距離を縮める。

相対フライトサインあらすじ(ネタバレ注意)

クリスマスの日。

前々から有休を取得していた岩鳶大樹(いわとびだいき)だが、人手不足で呼び出しを受ける。

航空会社JAWのドック。

整備士として働く彼だが、仕事の呼び出しに断れるわけもなく、デートの約束をしていた彼女に振られてしまう。

岩鳶が苦手にしているのが、パイロットの鷹上理人(たかがみりひと)。

鷹上はエリートと称されるパイロットなだけではなく、その容姿も相まって女子からの人気も高い。

そんな彼は、狙った女子は逃がさないとの噂からホークアイと呼ばれていた。

その日、初めて彼と出会った岩鳶。

つい彼と口論になってしまう。

同期入社のくせに一級整備士にもなってない。

そんな言葉が、岩鳶には1番図星で、痛く思えていた。

そんな時、総務から呼び出される岩鳶。

社員寮で改修工事があるために、少しの間ルームシェアをしてほしいというのだ。

断りきれずにそれに応じるしかなかったそれ。

夜勤明けで部屋に帰った岩鳶が掃除をしていると、そこに荷物を手にした鷹上が現れて…。

相対フライトサインを読んだ感想

ストーリー重視の方に楽しんでいただける作品であり、もちろん恋愛もすれ違ったり、ぶつかりあったりとドキドキです。

気が合わないと思っている相手同士が、次第に惹かれていく展開って良いですよね。

お話の初めの部分で説明があるのですが、岩鳶はペンギンを意味する名前で。

飛べない鳥であり地上で仕事をする岩鳶と、空高く飛び上がる鷹でパイロットの鷹上を比較したりしていて、面白い設定だなぁと思いました。

ちなみに、鷹上の同期のパイロットは鷲尾で、こちらもくすりとさせられます。

お話の中では航空業界の用語がゴロゴロと出てくるのですが、それぞれ説明があるので困ることはありません。

ただ、お話が始まってすぐくらいで、いきなり飛行機点検の用語が並んでいて。

ここは理解しなくても進めますので、そこでとっつきづらいと逃げないでください!

折角面白いお話なのに、私も正直そこで、結構難しい作品なのかなと構えてしまいました。

今回書き下ろしは、本編には少なかったえっちシーンががっつりと描かれており、是非是非最後まで読んで楽しんでいただきたいです。

それに本編ではなかったはずの指輪が薬指に!

岩鳶の方は首にかけているのは仕事の都合なんでしょうが、そんなシーンに気付いてドキドキしました!

また、今回のお話のスピンオフである『相乗フライアゲイン』という作品でも、こちらのカップルが出てきたりするので、お話が気になる方はそちらも是非!

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