空き教室に高田を呼び出した壮太。
佐野とは仲良くしないように告げてくる。
きょうもたのしくいきましょうあらすじ(ネタバレ注意)
佐野有紀(さのゆうき)は誰にでも好かれている。
けれどそれは彼の日々の積み重ねがあってこそで、彼もまた、それをしないと落ち着かなくなっていた。
友達の話題に合わせて、相手が喜ぶ返事をしたり、時には知らないふりをする。
それが友達として喜ばれる関係だからだ。
そんな生活をしていた中で、佐野は友人の夏木壮太(なつきそうた)と放課後に肌を合わせる関係となった。
男子校の彼ら、半年ほど前に壮太とともに見てしまった、生徒同士のキスシーン。
驚いて逃げ出した2人だったが、壮太の遊びならありでしょの言葉に流された佐野。
彼もまた、いつものように壮太と同調する返事をしたことから、次第にそんな関係となったのだ。
佐野は壮太との行為は嫌ではないものの、それほど楽しくはないと感じていた。
彼からは暇つぶしにと誘われれば断ることはないものの、佐野にとっては義務であるかのような、そんな関係を続けていた。
ある日のこと。
友人同士のSNSでクラスメイトの高田(たかだ)の悪口を見つけた佐野。
高田はクラスのグループでもどこにも属さず、1人で過ごす時間が多い男。
誰にでも良い人でありたい佐野は、悪口のことを教えてあげようとを彼に声を掛けのだが…。
きょうもたのしくいきましょうを読んだ感想
なんかめちゃくちゃに昼ドラを見た感想を書く気持ちです。
途中までは、そんな気持ちがなくても壮太のことを抱いちゃう佐野ってクズだなぁと思いつつ、壮太は本気で佐野に惚れてそうで、心配だなぁなんて読んでいたのですが。
壮太がいきなり高田を空き教室に呼び出すシーンは本当にドキドキです。
所謂、泥棒猫!って展開なのですが、ちょうどそんなシーンに出くわしてしまう佐野。
2人が佐野を巡って言い合いしていて、つい可愛いとにやけてしまいました。
ここに関しては、本当にオススメしたいシーンです。
是非是非、読んでいただきたいなぁと思います!
そして、まさかの壮太が掴みかかる展開!ハラハラさせられます。
結局、佐野が間に入るのですが、高田を庇ってしまい…なんてシーンが、あぁ昼ドラだなぁと感じたところです。
本編はちょっと歯切れの悪い終わり方で、高田と佐野のその後の展開が描かれた書き下ろしや、壮太が気を回してくれる電子特典が読めない分冊版を購入すると泣きます!
購入時は気をつけてください!
作者さんの後書きでは、壮太はそのうち格好良い彼氏をうまいこと転がしてほしいなんて描かれていたのですが、スピンオフでそんな壮太の話があれば、是非是非購入したいです。
可愛いくて、だけど強くて計算高い壮太は、私も好きなキャラでした!
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