弟扱いに腹を立てた凌介。

歩とは距離を置くことにして…。

春待ちつぼみの恋わずらいあらすじ(ネタバレ注意)

二ノ宮歩(にのみやあゆむ)は弟の光(こう)と同じ制服を着ている中原凌介(なかはらりょうすけ)が、店で万引きだと声をかけられているのを見かける。

困った顔をする凌介。

たまたま通りかかった歩は、昔から付き合いのある店主に声をかけて、盗んだんじゃなくて落ちて入ったんだと説明し、彼と店を出た。

一方で彼、万引きは本当にしておらず、外にいた何人かの男たちに仕組まれたのだという。

そんな彼に肉まんを奢って何気ない話をする2人。

しかし、凌介はそこで、自分を助けてくれたこの男が、あの喧嘩が強くて有名な二ノ宮光の兄であると知る。

弟を牛耳ってる弟よりずっとやばい人であり、暴走族ともタイマンしたなんて噂もあって。

その場は頭を下げて去っていった凌介。

だが、翌日からは夜道を送るからと、歩のバイト先にまで顔を出すようになった。

ある日のこと、そんな彼が体に傷をつけてきた。

何も話さない凌介。その場はいつも通り家の前で別れるが、歩は落ち着かず。

そんな時、彼を人質に呼び出しを受けたと弟の光が家を出て、歩はその後を追うことにして…。

春待ちつぼみの恋わずらいを読んだ感想

ずっと前に試し読みだけしていて、タイトル忘れていたんです。この作品だ!

たまたまもう一度手に取る機会があって、良かった!

お話の始めでは凌介はまだ中学生でチビで。

そんな彼が変わろうと勉強したり、料理を始めたりして。

あと1番は身長伸びてイケメンになって、そんな姿で再度現れた時はもうドキドキです!

衝動的に本音を言っちゃったようなシーンは可愛いなぁと思えました。

その前も、歩のことを考えると腹が痛いなんて表現していたり。

どこか純粋で、放っておけなさがありますよね。そこに、歩も引っかかったんだと思います。

そんなめちゃくちゃ強いって噂を流されている歩。

でも眼鏡だし、真面目だし、あれ?って思っていたら、最後の書き下ろしで全て明かされます。そんな秘密は是非、読んで楽しんでください。

弟の光ともなんだかんだ仲良さそうにしてる凌介の姿も見えて、満足です!

書き下ろしのえっちシーンは、夏の熱い部屋の中での汗まみれえっちで、そんなお話に関しても是非!

作者さんの後書きではさらに大きくなった凌介と、社会人の歩がちらりと。

未来の話は機会があったら…なんて書いているので、そんなところも楽しみです!!

 

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