のネタバレ感想です。
あらすじからどうぞ。
キューピッドに落雷あらすじ（ネタバレ注意）
校内で好きな人について調べる恋のキューピッドをしている主人公慎吾。
次のターゲットとして蒼生の額にある傷について調べることになります。
最初は心を開いてくれない蒼生でしたが、一緒にいることで額の傷は雷が原因でできたこと、雷がトラウマになっていることを知ります。
雷が鳴った日に蒼生を家へ送り届けたことで二人は次第に仲良くなっていきます。
ある出来事から慎吾は蒼生へキスをし、先輩のこと好きなんかな？と聞き、そのまま夏休みに入ってしまいます。
夏休みに慎吾から連絡がくることもなく日々を過ごす蒼生は、雨が降ってほしい（＝慎吾がきてくれる日が待ち遠しい）と感じる自分がいることに気付きます。
そんな時、同級生から海へ誘われます。
集合場所に行くとなぜかそこに慎吾がいて、慎吾は蒼生の友人たちと夏休み中も連絡をとって遊んでいることが判明し、蒼生は少しイライラしてしまいます。
反対に慎吾は蒼生に夏休み前に告白をした気でいたため、返事をもらう前にキスをしてしまったことや、海に蒼生がきていたことに動揺していたため変な態度をとってしまっていたことを告げます。
再度蒼生へストレートに告白をした慎吾は先輩は？と蒼生に問いかけます。
キューピッドに落雷を読んだ感想
デビューコミックスでこのレベル！？となるほど、きちんと出会い～付き合うまでの順序やキャラクターの表情がしっかり描かれていて、とても読みやすかったです。
蒼生がクールなタイプなのですが、表情も豊かですので、徐々に慎吾に惹かれているのも読者が感じられるような描写になっています。
慎吾はわんこ系のためとても態度が分かりやすく、言動も（告白の時を除いて）ストレートに周りに伝えるようなタイプです。
女子から蒼生の額の傷について調べてくれと言われた時から実際に仲良くなるまでのテンポも、慎吾本人の性格・ノリの良さが関わっているということがわかりやすいですし、だからと言ってずっとノリよくふざけるわけではなく、額の傷について調べるために近づいたことが蒼生にばれて、彼を傷つけてしまったあと感じた後にはきちんと謝っていたのでとても好感が持てました。
応援したくなるようなキャラクター性です。
海で再度告白をするのですが、蒼生が慎吾が自分のことが嫌いならばと言いかけた時にさえぎるように好きです！と答えた慎吾は可愛かったですし、何度も好きと伝えた後に、蒼生に近づかれると手を出しそうでやばい（ので近づかないでほしい）と真反対のことを言うという感情がすぐ言葉に出てしまうのもとても可愛いなと思いました。
受けより攻めのが可愛いなと珍しく思えた作品です。
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