ララの結婚のネタバレ感想を書かせていただきました!
ララの結婚あらすじ(ネタバレ注意)
大金持ちウルジと婚姻を結んだララの結婚祝いは始まったばかり。
二人は寝室で事が終わるまでは出ることができません。
ウルジはララと出会った日の思い出を語ります。
家の中庭で窓の外の木にいたララに驚き、そのまま階下へ落ちたウルジ。
そのあとララは看病させられ、見事に惚れられることになったのです。
ですが、寝室にいるのはそのララではなく、兄のラムダンでした。
ラムダンはララが好きな人と一緒になるために身代わりとなったのでした。
関係を持ったあと、眠っているラムダンにウルジは出会いの続きについて語ります。
あのあと落ちたウルジを木の下で怪我をしながらも救ったのはラムダンで、その瞬間にウルジはラムダンに一目ぼれをしたのでした。
ようやくラムダンを手に入れることができ、ラムダンにキスをして喜ぶウルジでした。
機会がある度にウルジを殺そうとするラムダンですが、ララがウルジに監視されていること、ラムダンとララが入れ替わっていることをウルジから伝えられます。
なぜ入れ替わっていることを知ったうえで関係を続けるのかが理解できないラムダンは、ある日兄弟伴であるタシに久しぶりに会います。
タシのおかげで久しぶりに自分の故郷へ帰りますが…
ララの結婚を読んだ感想
妹のふりをして結婚したら、妹じゃないのがばれた!という流れではなく、最初から兄目当てでした。
という展開には驚きました。
ウルジがラムダンを好きすぎるのがとても良いです。
ラムダンには優しいですし、幸せにはしてくれそうな雰囲気はとても漂っていました。
ただ、ラムダンが自分を犠牲にして家族を想ってウルジへ嫁いだはずなのですが、傷ついているラムダンに対して、入れ替わりを知った村の人や父親が、早くウルジのもとへ戻れと告げる展開にはあまりいい感情を持つことができず、ただラムダンが可哀そうだなと思ってしまいました。
それも全てウルジのもとへラムダンが戻るための伏線であることはわかるのですが、読んでいて気持ちのいいものではなかったです。
唯一ラムダンのことを考えている兄弟伴のタシもウルジに酒で潰されてしまい、挙句追い返されてしまいますし、最終的には二人でハッピーエンドになりそうな気配を感じるのですが、そこに至るまで長そうですし、ウルジの策略で少しずつラムダンが孤立していくのが読んでいて辛いです。
ただ、先にも書きましたが、ウルジがラムダンを好きなのがとても伝わってきます。
ウルジの言葉数があまり多いわけでもないのですが、ラムダンを大切にはしているので、ウルジの父親からも守ってくれている展開はとてもよかったです。
巻を追うにつれて、ラムダンがウルジへどう惹かれるのかが気になる作品です。
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