教室で、成瀬が犯されているシーンを見てしまった杉原は、相手の男と目があって…
制服の奥、いびつな初恋あらすじ（ネタバレ注意）
杉原（すぎはら）はクラスメイトである成瀬（なりせ）をよく眺めていた。
他のクラスメイトともほぼ話そうとせず、制服も着崩さないで過ごす成瀬。
そんな綺麗な顔の彼を、杉原は遠くから見つめて、オナニーなんてするのかな、なんて勝手に妄想するのだ。
というのも、中1の頃に男が好きな自分の性癖に気付いた杉原。
誰にも明かせずにいるそれを、妄想することで収めていた。
ある日のこと。
教師に頼まれ、彼に勉強を教えることになった杉原。
断ろうとするものの、学年1位のおまえならと教師は逃げるようにして去ってしまう。
元々、成瀬の家庭は教師への要求も厳しく、その点、生徒同士ならと半ば押し付けられた形だった。
その日は、空いている教室で2人で勉強して。
初めて聞いた彼の声にドキドキしながらも、杉原はそんな彼の姿を眺めていた。
勉強を見ることは大したことはないのだが、気まずいのは相手が彼だからで。
今までの妄想を思い出して冷や汗をかく杉原。
関わらない相手だからと楽しめた妄想も、今は心が痛いほどだった。
その日の別れ際、いつも通りそっけない態度の成瀬。
しかし、小さな声でありがとうと恥ずかしそうに告げて来た彼に、杉原は…
制服の奥、いびつな初恋を読んだ感想
表紙の『清楚な、同級生の淫らな秘密…』なんて帯に惹かれて、裏ではめちゃめちゃえろいことしてたり！？なんて楽しみで読み始めたのですが…思ったよりもちょっと暗めな内容で。
男の家庭教師によって手を出されていた成瀬。
けどその男は、今は姉の婚約者になって…とここまでは良いのですが。
実はこの家庭教師、後ろ暗いことがあって…そんな秘密は、是非、読んで確かめてもらえればと思います。
ちなみに、無理矢理…ってシーンが苦手な方は、ちょっと注意が必要です。
そうじゃなくても、早く杉原助けに来て！って気持ちで、私は読んでいました！
結果的に、ハッピーエンドで終わるお話で。
途中、色々と監視の目もあって苦しそうにしていた成瀬が、幸せそうに笑えていて良かったなぁと思います。
最後、2人で暮らすことを決めたシーンなんかは、嬉しそうな顔をする成瀬がすごい魅力的でした。
全部揉め事も収まり、これからは杉原に幸せにしてもらって欲しいなぁと思います。
最後のお風呂でのえっちシーンも目が離せない展開ですので、是非是非読んで楽しんで下さい！
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