ふらりと現れて智也を抱いては消える真虎。
そんな彼がヤクザだと知って…
気まぐれ虎に侵されてあらすじ（ネタバレ注意）
周防智也（すおうともや）はホストとして働いていて。
けれど、別に稼ぎたいとか、のし上がってやろうなんて夢はなかった。
ただ、酒を飲んで女の側にいたいと考えていたのだ。
というのも、7年前の高校生の頃に、父の仕事仲間として、初めて顔を合わせた村瀬真虎（むらせまさとら）か原因だった。
彼は発作が起きたと訳わからないことを言って、夜の路上。
それも智也の彼女の横で、智也を無理矢理犯したのだ。
しかし、行為が終わると彼は姿を消して。
諦めずに普通の人生を歩もうと、智也が一流企業に入社した頃、時間を開けて彼はまた、接待の場に現れて他の人がいるのにも関わらず、智也を犯した。
そうして3度目。
あれから3年経って彼は、智也がホストとして働く店に現れて。
この場では嫌だと騒ぐ智也に、真虎はにっこり笑う。
結局、その日は何もされなかったものの、智也が家に帰ると、いきなり見知らぬ男にナイフを向けられて。
ヤクザだという真虎が気に食わないからと、智也を脅して、彼を呼び出すように告げた男。
真虎が昔から智也に会いにくるのは、懲役前だと告げてきて…
気まぐれ虎に侵されてを読んだ感想
いきなり凌辱シーンがあって、ヤクザに薬に拳銃まで。
とにかくアングラな雰囲気満載のお話でした！
ぼんやりと読んでいるとびっくりします。
最初いきなり、高校生の智也を彼女の前、それも車の上で犯し出して！
えっ！？って思ったら、次はまた3年後に同じように、真虎は人のいる前で智也を犯して！
もういきなり、ついていけない！ってくらいにエンジン全開でお話は進んでいきます。
すんごく拗らした愛情だとは思うのですが、真虎が毎回抱きにくるわけを聞いたシーンはなるほどなぁと思いました。
いろいろと現実離れしたお話に、ドキドキされっぱなしです！
あとは、真虎が癖の強い言葉を話していて。
作中では福岡生まれって言ってるので、そっちの訛りだとは思うのですが。
話の内容的には、なんだこのわからない方言！って思ったのはなく、ちょっと気になるなぁくらいで読めると思います。
またそれが味になっていて良いですよね。
お話は智也と真虎のお話の他に、途中色々かき乱してきた珊水（さんすい）が主役のお話があって。
こちらも楽しめる内容だと思います。
こっちの方が純情ですね。
途中ちょっと、真虎がぶっ飛んでて理解できないってところはあるかとは思うのですが、最後には色々と気持ちもわかってきますので、何とか最後まで読んで、そんな場面を見て楽しんでもらえればと思います。
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