出版社に光に関する脅迫メールが届き、怯える光。修一はそんな彼を抱きしめて…

ゴーストライターあらすじ(ネタバレ注意)

樹田光(いつきだひかる)は、16歳のときにデビューしてから将来を期待された小説家で。

しかし、3年経っても新しい作品は書けず悩んでいた。

ある日のこと。

担当に勧められ、気分転換に外に出た光だが、本屋で自分の作品を見てそのまま倒れてしまう。

そんな彼を助けたのが、本屋の店員の和泉修一(いずみしゅういち)で。光はそんな彼に声をかけられ、初対面の彼だが優しくされる中でついつい悩みを打ち明ける。

すると、小説が書けなくなったという、光の悩みを聞いた彼は自分も小説を書いてるからと、次までの時間稼ぎに使って欲しいなんて提案してきて。

2人だけの秘密にする、そう話した彼を断れず作品を発表した光。

彼との関係も、友人として続いていて。

しかし、ある日のこと。

作品が賞にノミネートされ、世間からも注目され、周りからの期待も増える。

そうしてそんな中、作品は受賞。

史上最年少での受賞により一層注目されることになった。

受賞の会見に臨んだ光だったが、次第に罪悪感が募り、賞金を修一に渡すことで彼に謝ろうと決める。

しかし、修一はバレたらどうなるかな?なんて脅してきて…?

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ゴーストライターを読んだ感想

修一の拗れた感じがもうハラハラさせられる作品で。

それでも最後はハッピーエンドで終わる内容ですので、楽しく読むことができました。

最初から、ずっと光のメンタルボロボロだなあと読んでいたのですが、お話の中で実は、最初の作品を16歳で受賞した後にストーカー的被害を受けたみたいで。

確かに、光の顔は綺麗ですしね。

そんな背景があって、なるほどなぁと感じました。

その後も、実は光は家族にも恵まれてなかったりして、そんな内容が出てくるたびに、凄く心配になったキャラですが、結果的に幸せになれる展開で安心しました。

特に最終話の後日談では、光が幸せそうに笑っていたのが印象的で。

是非、途中心苦しいなぁと思う展開もありますが、最後まで読んで楽しんでいただきたいです。

詳しい内容に関してはネタバレすると面白さがなくなってしまうのですが、ある意味修一も愛というか、嫉妬というか。

最初っから異常な執着がありましたよね。

そんな彼について掘り下げる場面では、今までは好きになれなかったキャラですが、だんだんと愛着が沸いてきました。

電子限定の書き下ろしでは、光も覚えていない光の作品の詳しいところまで修一か覚えているお話があって。

こちらも凄く面白かったので、電子で読む方は是非是非そんなところも楽しんでみてください!

 

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