僕はネクタイが外せないを読んでみた率直な感想とあらすじネタバレ、見どころを書いてみました！
僕はネクタイが外せないあらすじ
日菜晶（ひなあきら）は大学時代の後輩の竹田洋介（たけだようすけ）に惹かれていました。
ただの先輩のふりをして彼に触れて、1番側で彼の笑顔を見ることがなによりだった晶。
しかし、社会人となって彼との距離も離れてしまうのです。
だから、残業だったからと嘘をついて、彼の部屋に泊まりにいく。
そうやって晶は洋介との付き合いを続けていました。
ですが、晶にはそれ以上、彼と距離を縮める勇気もなくて。
先輩後輩の関係でありながら、1番近い距離にいる。
晶にとっては精一杯でした。
そんなある日のこと。
いつものように洋介の部屋に泊まりに来ていた晶は、そこで彼の飲みかけの酒を口にします。
すると、酒が弱いため、一気に酔いが回った晶は、酔った拍子に、洋介にキスをしてしまうのです。
しかし、翌朝、晶はそんなことを覚えてなくて。
少し困ったような顔をする洋介。
今日もまた泊まる約束をしようとすると、彼から大学の付き合いがあるからと拒否されてしまうのです。
その夜、晶は強制的に会社の飲み会に出ることとなり、上司から酒を注がれ、もう何杯目かの酒を飲むこととなります。
ですが、酒の弱い晶にはそれも辛くて。
気持ち悪くなってトイレを目指す晶。
そんな時、晶の会社の集まりよりさらに奥で、若い子たちが酒を飲んでいるのを見かけます。
そのなかで、さらに洋介の姿を見つけた晶ですが、周りの学生と楽しそうに飲んでいる彼を見ると、晶は次第に苦しくなり。
そうして、その場に倒れてしまった晶。
あたりが騒がしくなり、洋介はそこで倒れているのが晶だと知ると、急いで駆けつけて…。
僕はネクタイが外せないネタバレ
結局、その日、洋介に連れられて帰った晶は、そこで洋介の本心を聞くことになります。
スーツ姿の先輩なんて嫌いだ！と叫ぶ彼。
先に卒業した晶を寂しく思っていたのは洋介も同じで、そうして、泊まりに来たり、キスしてきたりする晶に対して、悶々としていたのです。
自分が同じくスーツを着れるようになってから、彼へそんな思いを伝えようとしていた洋介ですが、堪えきれなくなって。
晶へ「好きだ」と思いを告げた洋介。
そうして、両思いだと分かった2人は、洋介の部屋で結ばれることとなるのです。
それから、しばらく経って。
大学を卒業した洋介は、晶の会社に勤めることとなります。
部屋でも会社でも側にいて、幸せに暮らせると思った矢先、洋介は勤めている部署でうまくいかず、暫く晶とは顔を合わせなくなります。
洋介の先輩の尾崎は、洋介に対して厳しくて。
そうして残業が増えていた洋介。
しかし、残された晶は寂しくて。
そんな中、晶は堪えきれず、洋介に寂しいと思っていたことを告げることにして…。
『この相棒、危険につき』 短編
剛田（ごうだ）と宮野（みやの）は同じ部署で働く刑事であり、2人１組で捜査をする部署でのペア同士。
しかし、剛田は自分勝手で、強引で。
歴代のペアともうまくいった試しがありませんでした。
ですが、今回ペアになった宮野は違って。
どんなに江田が自分勝手にしても、ついて回る宮野。
そうして彼は、事あるごとに「惚れました」なんて告げてくるのです。
同じペアでもこんなに懐かれたことはなくて、そんな宮野を面倒に思う剛田。
そんな宮野に惚れられたきっかけは、路地裏で殴られる宮野をたまたま剛田が助けたからでした。
以前、捜査の聞き込みをしようと、ゲイ同士の界隈に潜入した宮野。
しかし、そこでしくじって元彼に殴られていたのです。
ゲイだってことがバレ、気持ち悪いですよねなんて告げる宮野ですが、剛田はそんなこと気にしていない様子で。
犯罪のわけじゃねぇから、堂々といろ。
そう声をかけてもらったことから、宮野は剛田に惹かれてしまったのです。
そんな中、次第に捜査に集中できず、宮野のことを考えることが増えていた剛田。
上司に、宮野とのペアを解消したいと告げて…。
僕はネクタイが外せない見どころ
お話は短編がいくつかまとまっていて、どれもすらすらっと読める内容です。
中でも内容は、カップルになる前のもどかしいやり取りから、付き合ってラブラブになるまで描かれているものが多く、どれもたっぷり楽しめました。
えっちシーンもそれぞれあって、どのカップルのえっちも見応えがありましたので、是非見比べてみてくださいね！
表題作である、『僕はネクタイを外せない』は、大学で先輩後輩として仲良かった2人が、先輩である晶が社会人となって、一緒に入れる時間も少なくなって…なんてお話です。
タイトル通り、社会人になった先輩のスーツが似合うと思うたび、置いて行かれたように感じる後輩の洋介。
そんな彼が、色々と葛藤するシーンはめちゃめちゃドキドキしました！
それから、ずっと憧れていた、同じ社会人同士になったものの、今度は洋介が仕事でバタバタとしていて。
そんな彼を見て寂しそうな顔をする晶のシーンも、是非おすすめです！！
短編の『この相棒、危険につき』は、歳の差が離れたこちらも先輩と後輩で。
色々バタバタとするお付き合いするまでの流れもドキドキでしたが、この2人は何よりえっちシーンが最高で！！
年上の、少しおじさんに片足を突っ込んでいる剛田が、後輩でキラキラしている宮野に抱かれちゃう展開を、是非是非楽しんでくださいね！
そうして、剛田が意外にムキムキなのも、見ていて目が離せませんでした！！
僕はネクタイが外せない感想
あらすじ、みどころには書ききれなかったのですが、実はもう一本短編が収録されていて。
『王子センパイの秘密』という短編の作品です。
こちらでは作品が始まってすぐから先輩の神田（かんだ）が複数の男たちと、全員裸でベットで雑魚寝している展開で！！
先に短編を２本読んだ後ですが飽きることなく、気になる！とすぐにページをめくってしまいました。
主人公はそんな神田に下僕扱いされている杉（すぎ）で。
複数展開とか、モブ展開とか。
もうドキドキの内容でした！！
実は命令口調ばかりの神田が、純情で…なんて展開は是非読んでみてくださいね！
個人的にはこのカップルが1番、可愛いなぁと思えましたし、えっちの展開もめちゃめちゃガッツリと描かれていて。
書き下ろしの、神田の学生時代の話はきゅんきゅんさせられる内容でした！
後書きまで、たっぷり内容が詰まっている作品ですので、是非是非、後輩×先輩の関係が好きな方におすすめの作品です！
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