元カレの照が戻ってきて乱される秋悠。だが、今は大切にしてくれる琉音に惹かれていて…
夜明けは君の手であらすじ
高校時代にサッカーのエースで有名だった新垣照（あらがきてる）に惹かれた中西秋悠（なかにしあきはる）。
ダメ元で彼に告白した秋悠だったが、彼は受け入れてくれて。
そうして、プロにスカウトされた彼を、秋悠は側で支えながら応援していたのだが…。
ある日のこと。
試合で靭帯を損傷した照はサッカーを続けられなくなって。
プロの話も難しくなった照は、部屋で引きこもったり、ガラの悪い人たちと仲良くするようになり。
同じ頃、彼に無理やりされることが増えた秋悠は、8年経った今も、彼の辛さを理解しようと、無理やり犯されるのを受け入れていた。
しかし、一向に彼が満足するようにはなれず、1時間以上解しても、照にはキツすぎる秋悠の中。
そんな現状に、彼からは誰か他の男に抱かれてくるよう命令されて。
照のことが好きだからと断る秋悠だったが、彼は満足せず、結局、彼の希望通りに秋悠は他の男に抱かれるために、ゲイバーへと向かう。
そこで、声をかけてきた黒澤琉音（くろさわりおん）という男と知り合った秋悠。
彼に相手を気持ちよくさせるようなえっちを教えてもらおうと、部屋へと移動して…。
夜明けは君の手で感想
最後はハッピーエンドを迎えるお話で、途中ハラハラすることもありながらも、最後まで楽しく読めました。
特に、照が凄く拗らせていて。
そんな照に健気に尽くしてしまう秋悠の姿は、見ていて凄く胸が痛くなるものの、琉音が幸せにしてくれるラストですので、安心して読めるかと思います！
私は、分冊版で読んだのですが、表紙のイラストに惹かれたのですが、特装版では手を繋いで仲の良さそうな秋悠と琉音の様子に変わっていて。
こちらももちろん良いなぁと思いますし、書き下ろしがある分、特装版のほうが、お得なのですが。
それでもやっぱり、分冊版の照と秋悠が背中合わせをしていて、琉音が秋悠の手を取っている、そんな3人の表紙の方に惹かれました。
なにより、こっちの方が絶対、いざこざがあるよなってわかりますし、読んでみたいって気にさせられます！
結構、レビューでは色々言われている最低男の照ですが、私は好きなキャラでした。
もちろん、秋悠が幸せになって良かったなぁとは思うのですが、拗らせている照が出てくるたびにハラハラさせられて。
もし続いたり、スピンオフがあるなら、照サイドの展開も見てみたいなぁと思います。
なにより、高校卒業してから8年も尽くしてきた秋悠なので、そんな彼がいなくなってどんなふうになるのか。
色々と考えるだけで、楽しくなりますね！
えっちシーンも健気な秋悠の姿が可愛くて、時に積極的に頑張る彼の姿も最高でしたので、気になる方は是非！
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