ダブルミンツ漫画のネタバレと感想を書きました。
まずは、ネタバレからどうぞ。
ダブルミンツ漫画ネタバレ
高校の同級生光央(ミツオ)から「彼女を殺した」と突然連絡があった元いじめられっ子の光夫(ミツオ)。
二人で山へ死体を埋めに行きますが、帰り道光夫が突然光央にキスをしたことで久しぶりの再会も一瞬で終わります。
警察に怪しまれ、精神を消耗した光央は光夫へ連絡をします。
そこで彼女が生きていたことを知った光央は、彼の弱みを握り、気を引こうとした光夫に対して怒りをあらわにします。
光央は光夫を殴りつけたあと自身のをしゃぶらせ、光夫は自分の犬であるという高校生時代を思い出させ、再度服従を誓わせます。
ある日金回りが良くなった光央から連絡が入り、彼がヤクザの佐伯から売り上げをハネていたことを知ります。
彼の代わりに翌日の「運び屋」業務を手伝う光夫ですが、佐伯からお礼に光央の「断髪式」のDVDをもらいます。帰宅後DVDを見て、光央が佐伯と体の関係を持っていることを知ってしまう。
光央にDVDを見たかと尋ねられた光夫が冷めた目で「見た」と答えたことで、今までの関係性は逆転し、光央は自分自身のことを持っていたナイフで刺します。
ヤクザから離れる決心をした光央は、けじめをつけるため、単身で敵対事務所に発砲する仕事を任されることになります。
ダブルミンツ漫画感想
最初読みはじめると光央がやばい奴だという印象が強いですが、読み進めていくうちに本当にやばいのは光夫のほうだと気づいたとき、とてもゾワゾワしました。
また、光夫の彼女を光央が寝取るシーンがあるのですが、別れ話を切り出しつつも光央のことを想いながら彼女を抱くというくだりがあるのですが、すでに学生時代から光央のとりこになっていたことわかるので、彼の愛が本作の中でどれほど長いかを知ることができます。
光夫は自分の半身(光央)のために行動を取っているので、善悪の区別の前に自分は光央のものであり、彼のためになら自分の身を削るという意思がひしひしと感じられます。
また、モブが「(光夫が)最近影濃くなったよね」と言うシーンからも、光央の存在が光夫の生きる意味を見出している、光夫を生かしていると言っても過言ではないと思います。
あとがきで中村先生が「名前が同じであるということは正体が同じであるということ」「つまり同じ人間であるということが言える」と書いていました。
まさにそのとおりで、後日談的な話がおまけで入っているのですが、「俺が死んでもお前絶対に後を追うなよ」と光央に言われて泣いてしまう光夫、それを見てキスをする光央と二人の関係がただの主従ではなく新しく二人で歩みだした新しい関係性だと知れるのもとてもよかったです。
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