あの世でお前に好きだと言える(つきづきよし先生)のネタバレと感想に挑戦してみました!
あの世でお前に好きだと言えるネタバレ
駅のホームから飛び降りた社会人・国巳が目を覚ますと、高校三年生に戻っていました。
せっかくだしと好みの男子高校生と(いやらしい意味で)楽しもうと思っていたところ、同じ陸上部の後輩・岳に出会います。
一緒に練習をすることを約束した岳と部活に参加し、自分が岳を忘れていたことや脚の故障をしていたことを思い出し、はっきりと記憶が思い出せない部分があることを感じ始めます。
岳が自分に好意を持っていることを確信した国巳は、ワンチャンをと思い迫ろうとするも、純粋ピュアな岳を前にその野望は潰えてしまいます。
最初は岳とセフレになれればと思っていた国巳ですが、自分の走りが好きだと慕ってくれる岳に対して真摯に向き合いたいと考え、放課後に岳からキスをされたことで、自分も岳に片思いをしていた過去を思いだし、結果二人は付き合うことになります。
幸せな気持ちになっていた国巳ですが、記者により岳が陸上大手の西海大からスカウトを受けていると知ります。
岳を問い詰めると、一緒の大学に行きたいからスカウトを蹴ると言われてしまい、そこから喧嘩別れとなってしまいます。
目を覚ますとホームから落ちた後の社会人の自分に戻っており、喧嘩別れしたことを思い出し、謝りたいという一心で数年ぶりに会いに行くことにします。
あの世でお前に好きだと言える感想
性欲を我慢できない・隠す気がない高校生(中身社会人)な国巳がおぼろげな記憶をたよりにしながらも自分を慕ってくれる岳に対して、徐々に真摯に向かい合おうとしている部分がとても良いです。
岳が純粋なため、関係を迫る国巳に手順を踏みたいと断りをいれるのですが、その後キスをした際にこれでさらに先の関係に進める!と興奮する国巳には笑いました。
全体的にキャラクターに頬染めをさせるのが好きな作者なのか、ことあるごとにキャラクターの頬が染まっているのですが、岳から国巳になにか相談やお伺いをするときは、必ず岳の頬が染まっている描写で、そのシーンを見るたびに勝手に、岳が勇気を出して行動している姿ににやにやしてしまいます。
出だしが電車への飛び込み・高校生に戻ってしまうというスタートのため、ほわほわした甘々な二人がくっつくまでを眺める作品となっています。
また、後輩の岳が国巳にアピール頑張っているなとほほえましい目で見る内容となっていますが、記憶が定かではない国巳がなぜ今自分は高校生に戻ってしまったのか、なぜ岳のことを忘れていたのかと疑問に思う、所々に織り込まれたシリアスなシーンには引き込まれます。
全部読んだうえで本誌最終ページの書き下ろしを読むと少し大人になった岳が見れてよかったです!
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