親友と恋を始めるのは、アリカナシか
あとは恋だけなんだって カサイウカ drap comics DX コアマガジン
あとは恋だけなんだってあらすじ
殿田と八王子は高校時代から今も続いている友人。
付き合っている彼女よりも同居している親友が大切。
彼女とのデート中も、親友と飲むことを優先し帰ろうとしてしまう２人。
当然のように彼女たちに怒鳴られ、そしてこんなことを言われてしまう。
そんなに好きなら、相手と寝ればいいだろう、と。
偶然にも同じ理由で振られた２人は男同士の友情がバカにされたと酔った勢いも加わり寝てしまう。
目覚めた後、困っている殿田に対し八王子は大したことない素振り。
不思議に思う殿田だったが、そういえば慣れていた感じだったと問い詰める。
すると、八王子は男とも寝たことがあると告白した。
自分の知らない八王子の姿に戸惑う殿田だったが、さらに八王子は友人だからといって全てを知る必要はないと突き放す。
だが、殿田には八王子に隠し事などなく、八王子の言葉にショックを受けてしまう。
仕事から帰って寝ている殿田にそっとキスする八王子だったが、起きた殿田に理由を問われる。
すると一度寝たら何回寝ても同じだと言い殿田を襲う八王子だが顔色は優れない。
殿田は自分は八王子に対し隠し事はないと言うも、八王子は何でも言わないといけないのか、と言い返す。
言われた殿田は何も言えず、八王子は自室へと入って行くのだが―…。
経験さえあれば、親友も簡単に抱けるのか
あとは恋だけなんだって感想
高校からの友人、しかも同居する程仲が良かったのに初めて知ったこと。
それが同性との性経験があること。
確かに長年付き合っているからこそ、バレたくない気持ちはわかります。
相手が何でも話すからこそ、余計に自分の抱えている秘密が重くのしかかるんですよね。
告げることで関係が壊れてしまう。
壊したくないのに、それでも抑えきれない想いに読者はキュンとするんですよね。
タイトル通り、長く付き合っているからこそ、あと足りない関係といえば「恋」だけになるという内容なんですが踏み出す一歩が怖いですよね。
ここを何とか誤魔化したいのに、それを許さない殿田。
でも、いくら彼女たちに言われたからと言っても簡単に親友を抱けるのかどうか。
その点を殿田がもっと真剣に考えれば良いのに、と思いました。
何よりも、誰よりも互いを優先するということが答えだろうと思うのですが、当事者だからなのか先入観からなのか見えないものなんですよね。
同時収録は「これを恋と呼べるのか」で本編に出てきた姫島の話になります。
アシスタントの白馬が姫島を追いかける話なのですが、可愛いお話です。
カサイ先生は歳の差の話も描かれますが中年同士の話も多いです。
先生の絵は結構がっしり目ですから、出てくる人全員敵度に筋肉がついている印象です。
年齢層高めな人が出てくる作品が好きな人にお勧めです。
長年付き合っていた友人から恋人に変わる瞬間に悶えてしまう作品です！
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