リカー&シガレット 座裏屋 蘭丸 LINX COLLECTION BIRZ COMICS 幻冬舎コミックス
リカー&シガレットあらすじ
幼馴染のテオとカミロは早くに引退した親の家業を継いでいた。
テオは酒屋でカミロは煙草屋だが、テオには酒に弱いという悩みがあった。
カミロだけはテオが酒に弱いことを知っているのだが、彼は体質もあるし、周りにも正直に話した方が楽になれると言う。
だが、テオはどうしても言えなかった。
そんなカミロはバイで相手が途切れることないほどモテていた。
ある日カミロはテオが色っぽい顔で自分を見ていると言いだし、自分の気持ちに気付いているんだろうと詰め寄る。
テオはこの展開を予想していたからこそ、話題を振らないように気をつけていたのにと焦りカミロを家に帰そうとする。
カミロは自分のことを本気で考えてほしいが、今は返事は要らないと言いテオにキスをする。
一人になったテオにはまだ秘密があり、昔のことを思い出していた。
それは、高校の頃テオが骨折をし、世話を焼いてくれた時のカミロについてだ。
一度カミロ以外の人間がテオの世話を焼こうとした時に見たカミロの表情。
不安と嫉妬が混じった顔を見た瞬間、テオはカミロの気持ちに気付いてしまった。
カミロのような男に丁寧な扱いを受ければ、当然気持ちが良い。
でも、自分は異性愛者のはずだとテオは混乱する。
カミロの問題だけでも大変なのに、毎年行われる利き酒大会に参加することになったテオ。
悩んでいるくせに、こんな時に頼るのはやはりカミロだった。
カミロと共に特訓することにしたのだが―…。
自分が納得できる答えになるまで、返事は要らない
リカー&シガレット感想
とにかくカミロが色っぽく、テオは可愛い。
カミロがテオを一途に想うシーンが満載です。
好きな人を甘やかしたり尽くしたりする場面がたくさん見られますよ。
きっかけとなった不安と嫉妬とありますが、だからといって執着はするけれど怖い追い込みはなしです。
ただひたすらテオが好き。
あまりに健気なので、カミロの想いが早く報われてほしいと願ってしまいます。
好きだからこそ真剣に考えてほしいけれど、絶対に振られたくない。
だからすぐには返事しないで。
そう言って返事を先延ばしにさせるカミロ。
策士というよりはやっぱり健気なんですよね。
でも、手は早いんですよね…。
しかも、触り方が色っぽいを通り越してエロいのでテオも困りますよね!
個人的にはディエゴが好きです。
当て馬でもなんでもなく、テオに絡むけれどしっかりとアドバイスもするし良い男なんですよ!
座裏屋先生の絵は綺麗で色っぽいです。
また、特徴的なのが黒ベタの処理。
独特な処理をしているので画面がそこまで重くならない印象です。
髪だけでなく洋服なども全て同じ処理なので、先生の好みだと思います。
先生は『コヨーテ』という作品があるのですが、あちらはかなり暗くて謎の多い作品です。
出てくる人物も風景も異国情緒あふれる作品なのでオススメです。
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