やまない不幸の終わらせ方 緒川千世 BExBOY COMICS DELUXE libre
やまない不幸の終わらせ方あらすじ
烏童隆之は8年間の片想いを実らせ、清竹誠司と付き合って4年が過ぎた。
同棲はせずに隣同士に住んでいる。
学生時代も完璧だった隆之は社会人になっても変わらず周りからの評判も良い。
何でもできる隆之に対し、後輩は完璧だから苦労したことないだろうと言う。
すると、隆之からこんな答えが返ってくる。
自分たちを脅かすものから守るために、手札を多く持ちたい。
そう言われた後、後輩は隆之の意外な一面を見ることになる。
それは、清竹といる時の姿だった。
隆之は普段とは違い、柔らかな雰囲気だったのだ。
次の日、後輩は酔い潰れたことで他の先輩からからかわれてしまい、苛立ちを抑えきれずつい隆之に当たってしまう。
昨日の隆之と清竹の雰囲気を思い出し、二人は付き合っているのではないかと後輩が言う。
その瞬間、隆之の態度が一変してもしバラすようなことがあればあらゆる手を使い後輩を潰すと宣言する。
怯える後輩をよそに、家に帰った隆之は清竹との甘い生活を満喫する。
ようやく手に入れ、清竹は元々の好みとは違う自分を受け入れてくれた。
だから、この恋は何がなんでも自分が守ると強く思う隆之だった。
しかし、彼らはまだ両親に付き合っていることを言っておらず、思わぬ展開で両親に告げることになってしまい―…。
どんな手を使ってでも、守り抜くって決めた恋だから
やまない不幸の終わらせ方感想
シリーズ最新作！不定期なので緒川千世は描くたびに最後と思っているようですが、とうとう両親への紹介まできました。
親への紹介については賛否両論分かれるところだと思います。
親が何も言わない場合と苦言で収まらず勘当もありますからね。
ちょっとヒリヒリするので、苦手な方はいると思います。
ただ、二人の愛情は確かなものですからその点は大丈夫です。
あと隆之ってこんな人だったな…と思い出すシーンがありました。
清竹を好き好きって言っている時は可愛いだけなんです。
でも、清竹にとってマイナスなことが起こる前にそれを何としても阻止する雰囲気。
その一途な気持ちが清竹を動かしたんですよね。
同時収録は『誤算のカタチ』隆之の弟・隆太と三城の話ですね。
こちらは三城の親問題なのですが、すでに二人の仲については報告済み。
今回は母と再婚相手を絡めた話となっています。
先生は『カーストヘヴン』という作品を現在も連載中です。
こちらの話が余りに暗いので明るい作品が描きたくて今回の作品を描かれたとのことです。
『カーストヘヴン』もどうやって終わるのか…気になるところです。
学生から社会人になって、親との関係も少しずつ変わって行く。
でも、長年の片想いをようやく実らせたのだからこそ、手放したくない。
そんな想いが感じられる作品です。
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