復讐屋として働く優征。
彼との恋人生活が偽りのものだと知らされて…。
ぼくらはみんなうそばかりあらすじ(ネタバレ注意)
榊信二(さかきしんじ)は昼間の大人しい姿とは別に、夜は着飾って色んな男を引っ掛けて遊んでいた。
夜だけは違う自分になれる。
夢中になる男を手玉に取って遊ぶのは、榊にとっても楽しくて、やめられないことだった。
その日、今日の男と別れた後に、街で声をかけられた榊。
若い男だったが、高い時計とブランド物の服を身につけている彼につられ、見え透いた誘いに乗る。
近くのホテル。シャワーから出てきた彼の左肩には大きなタトゥーが彫られていた。
驚いたものの、タトゥーのことはそれほど気にしなかった榊。彼に触れられ、今日2度目の行為をする。
思ったよりもずっと良かった彼との関係。
榊は初めて男に抱かれて気絶してしまった。
翌日会社にいながら、彼の連絡先を眺める榊。
いつも一度きりの関係を続けてきた榊だったが、彼とはもう一回くらい遊んでも良い気がしていたのだ。
あの日であった彼、柴田優征(しばたゆうせい)との時間は楽しくて、彼もまた、連絡を待ってるからと榊に対して笑いかけてくれる。
周りを振り回しているのが1番楽しかったはずの榊。
なのに、彼との時間が楽しくて、ついつい連絡をして、彼に会いに行ってしまい…。
ぼくらはみんなうそばかりを読んだ感想
ひらがなでのほほんとしたタイトルなので、突然、復讐屋なんて設定が出てきて。
そんな優征の裏の顔が見えてハラハラさせられました。
作者さんの似たタイトルで『きょうもたのしくいきましょう』なんて、学生ものを書いていたので、今回はサラリーマンものかなぁなんて、気軽に読み始めていたので、余計にびっくりです。
でもすごくストーリーに惹き込まれますし、自分の正体を隠して依頼人に近づいて。
優征がそんな中で、榊を好きになっちゃう展開にドキドキさせられました。
お話の中で印象的だったのは、全てを告げられた後の榊の台詞。
彼に騙されてショックを受けているはずの榊。なのに、今は目の前で殴られた彼のことを心配していて。
凄く榊が強いなぁと思えたシーンです。
そんな展開に関しては是非読んで楽しんでもらいたいなぁと思います。
書き下ろしでは2人の小話について描かれていますので、こちらも是非!
スピンオフで、同じ復讐屋の木原のお話も入っています。
こちらは本編以上にえっちシーンも多く、短編ながらも楽しめる内容かなと思います。
特に、2話目の方が仲良さげな2人の様子で、ドキドキさせられます。
お話はこちらの他に更に読み切りが2本入っており、どれも楽しめる内容でした!
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