他の男と仲睦まじい様子の空木に、月白は部屋へ攫ってキスをする。

合法的偏愛ストラテジーあらすじ(ネタバレ注意)

ある日、バイト先のカフェで、ファンである月白檀(つきしろまゆみ)の新作小説を手にした男たちを目にする空木蛍(うつぎほたる)。

発売日は明後日のはずで。その本をどうやって手に入れたのか気になって仕方がない空木は、つい話しかけてしまう。

月白先生への愛を語っていた空木。

しかし、編集者だと名乗る男に、目の前に座っているのが当の本人である月白だと聞かされ、空木は言葉を失った。

恥ずかしがってはいたが、嫌そうではない月白の姿。その日から彼は、カフェに出入りするようになる。

自然に空木との間に増えた会話。

月白の生活環境を気にする空木に、もう1人編集が増えたようだと苦笑いする彼。

しかし、次第に空木との会話を心地よく感じていた。

そんなある日、風邪をひいた月白。

編集の赤祢(あかね)に声をかけられて、そんな月白の家に向かった空木は、そこで彼の看病をする。

そのついでに、洗濯物や料理まで手早く進める空木。

人気作家でも、すっかり生活能力のない彼を心配し、部屋に居座ることとする。

そんなある時、眠りから目覚めた際に反応している自分のものに気づいた月白。

隠そうとするものの、空木にはバレてしまい…。

合法的偏愛ストラテジーを読んだ感想

お話は表題作が2作品目。

お話自体は、『にぶくて、大人で、ダメな人』という作品のスピンオフが、このタイトルである『合法偏愛ストラテジー』です。

まぁでも、単行本を最初から普通に読んでいけば問題ありません。

さて『にぶくて〜』の作品においては、歳の差の恋愛事情で、まさかの空木が大学生で19歳。

そんな彼が通い妻のようになり、そんな中で自分から咥えたりとドキドキでした。

結果的に、我慢できずに月白を抱いてしまい…なんてシーンは是非、読んで欲しいです。

この月白先生ですが、結構嫉妬深くて。

続編があれば、そんな彼とのエピソードがもっと読みたいなぁと思えます。

次に、2作品目。

表題作の『合法的偏愛〜』は、上記作品で出てきていた編集の赤祢と、そんな彼の恋人である斗萌美月(ともえみつき)のお話です。

一見普通のカップル関係かと思いきや、誘拐、執着、軟禁などとにかくドキドキさせられる内容です。

赤祢がGPSや盗聴器まで付けて、美月を管理していて、そんな様子は是非、読んでいただきたいです。

勿論、美月の方もそんな生活を楽しんでいる状態なので、気構えずに読めます。

それから美月の過去に関わる事件に巻き込まれて…。など、是非読んで楽しんでもらえればと思います。

その他、読切も含めて、楽しめるお話ばかりでした。

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