「なんか色々たまらないです」五十嵐の部屋に貝塚は泊まることとなり…。
いややいややもすきのうち?あらすじ(ネタバレ注意)
貝塚佑希(かいづかゆうき)は同じコンビニでバイトしている五十嵐真澄(いがらしますみ)にある日、告白される。
反射的に無理だと答えた貝塚。
すると五十嵐もまた、すぐに引き下がった。
それからの時間、1人でもやもやと考え始める貝塚。
そもそもあっさりすぎる引き際で、彼の動作一つ一つが気になってどうしようもなくなっていくのだ。
彼と付き合うってことは恋人がするようなことを五十嵐とするってこと。
想像しても想像できないそんな姿に、顔を覆ってしまう。
そんな時、女性客に熱っぽい視線が向けられている五十嵐を見た貝塚は、ぐるぐると考え込んでしまうことを押し込んで、あれは冗談だったんだと思い込むことにした。
彼が自分をいきなり好きなんておかしい。
しかし、コロコロ変わる表情を見ていた五十嵐は、つい吹き出してしまう。
そんな普段は見れない彼の笑顔に驚く貝塚。
その後、告白は冗談ではないと告げる彼の言葉で、また、もやもやと考え込んでしまう。
そんな中、やっぱり気にした風がないように、いつも通りの調子で過ごす五十嵐。
そんな彼に声をかけた貝塚だったが、話をしているうちに、突然彼にキスをされ…。
いややいややもすきのうち?を読んだ感想
表情が少なく、普段はローテンションの五十嵐が、貝塚と会話したり、デートする中で表情が柔らかくなっていたり、可愛かったりとそのギャップにもドキドキですね。
そんな五十嵐に振り回される貝塚。
印象的だったのは、デートの後、彼にキスされて。そのままそれだけで終わらないような空気になって拒絶して、そのままぽろぽろと泣き出してしまう彼のシーンです。
同性という壁をすんなり受け入れられない。
結構、商業BLの中には好きになってしまったら性別なんて…って話が多い中で、すごく慎重でリアリティあるシーンだなぁと思いました。
こうやって悩む男性を見るのも、また魅力的で良いですよね!
一方で五十嵐は、貝塚に対して、諦めるなんて発言があって…という展開は、是非読んで楽しんでもらえればと思います。
五十嵐の押し引きが上手なせいで、貝塚が振り回されおり、そんな状態もまた、楽しめる作品です。
さて、2人が結ばれて、恐る恐るなえっちシーンはボリューム満載で読んでいてドキドキです。
ちなみに、書き下ろしでは本編でできなかった最後までのシーンで、見逃せない展開です。
すっかりぐずぐずになってしまう貝塚と、いつもより表情がわかりやすい五十嵐の姿も、是非!
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